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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-07-31-Thursday 予言者

7月9日に予言者として有名なジュセリーノの講演を聞いた。

アメリカ貿易センタービルの9・11のテロ事件を予言したとして話題になっている御仁で、著作も4冊ほどが本屋に平積みされてベストセラーになっている今、旬の予言者である。

フリーペーパーのプレゼント欄を見てインターネットで応募したら2名様ご招待の券が当選したので行くことにしたのである。

高校1年生(1973年)の時に日本中に「ノストラダムスの大予言」ブームが起こり、私は夢中になって五島勉の著作を買って読んだ口である。その後、色々な人たちの「ノストラダムス」の予言分析の本を買って読んだのだが、結局1999年7月には何も起きなかったので、急速にブームは去ったのであるが、ある意味26年間四半世紀の長きに亘って楽しませてもらった。五島勉には騙されたが彼はかなり儲かったろうなぁ〜。

このように予言には関心があったのだが、ノストラダムスの一件ですっかり熱が冷めていたところに、またぞろジュセリーノなるブラジルの予言者がテレビや本で話題になっている。

しかもその本人が帯広で講演するというのだ。料金は一人5000円となっていたので、さすがにこの金額を払ってまで聞く気はしなかったが、ご招待でタダなら行くかと夫婦で出掛けたのである。

550人入る帯広文化ホールの小ホールはガラガラで観客は200人程度しか入っていなかった。入り口でジュセリーノ本人が自著にサインをしながら著作を売っていた。「買うか?」と妻に聞いたら「ばかばかしいから止めよう」というので買わずに席に着いた。

始まる前に何だかとても胡散臭いおじさんが会場の席を回って客に握手している。私の席にも来たので「嫌だなぁ〜」と思ったのだが、手を引っ込めて断ることも出来ずに、仕方なく握手はしておいたが・・・。

ジュセリーノの講演内容は「地球環境問題」のことで、地球温暖化で太平洋の島が水没する。日本も海岸線が山の方まで侵食し、陸地が少なくなる。という類の話で、何月何日にどこどこで何かが起こるという様な予言の話ではなかった。つまらなくて途中で寝くなった。

ジュセリーノの後は、先ほどの胡散臭いおじさんの地球環境問題の講演だというので、家に返ってしまった。あんなものに5000円払って聞きに行く人がいるのだろうか?

なにやら、マルチの客集めに利用されているだけの様な感じがしてジュセリーノが気の毒に思えたが、でも、本当の予言者なら、そんな自分に降りかかることは最初から承知の上のことか!

何だか可笑しな夜であった。