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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2008-08-17-Sunday 大道芸フェス(2)

北の屋台の広場はその名とは逆にとても狭い。

通路もお客さんがはみ出して坐っているので通路で演技を行うことは不可能だ。一部分とはいえ北の屋台の予算を使っている以上は北の屋台での演技も必要になる。

前年に来てくれたクリス&けーぼー達は約束通りに仲間を連れて来てくれたが、演技を目で見るタイプの芸だけではなく、耳で聞く音楽系の芸人も必要になったのである。

そこで彼等とはまったく別系統で関西で活躍している「チンドン屋」さんたちを招聘することにした。

このチンドン屋さんは前年の2002年にも招聘したのであるが、その時には平原まつりとは別の日程であったのだ。

このチンドン屋の5人組は北の屋台で受けに受けた。屋台からお客さんが出てこなくても耳で聞いて楽しむことが出来たからである。狭い通路を歩きながら演奏し、広場でも演奏をした。中には曲に合わせて踊り出すお客さんまで現れた。このチンドン屋の「東西屋」さんたちはチンドン屋コンクールで日本一になった人達で、皆、大学でブラスバンド部に所属していた連中だから本格的な演奏技術を持っているのである。レパートリーも何百曲とあってお客さんのリクエストにすぐに答えることができるのだ。

昼間の演技を終えた芸人達が北の屋台で飲んでいると、夜の部でチンドン屋さんたちが演奏を始めた。観客が受け始めると芸人の血が騒ぐのであろう。控え室に戻って道具を持って来て、この狭い広場で、このチンドン屋さんたちの生演奏をバックにして、大道芸人たちが即興で演技を始めたのである。更に、音楽系の大道芸人も加わって、面白いコラボレーションが繰り広げられた。より以上に受けたのは言うまでも無い。これが去年から始めた最終日の芸人総出演によるコラボレーション「ファイナルステージ」へとつながっていくのである。

そして翌2004年からは実行委員会組織を編成して、「北の大地de大道芸フェスティバル」へとなって大規模になったのである。