こんなことはこれまで経験したことがない。十勝は例年お盆が過ぎたら急に寒くなって秋になるはずなのに一体どうしたというのだろうか。これも地球温暖化のせいなのか?
ただでさえ景気が悪いのに、季節がズレてしまうとファッション関係のものが売れなくなってしまう。ちゃんと暑い時には暑く、寒い時には寒くなってくれないと困る人が大勢出てくるのだ。
季節感がズレるような天候不順の年は何だか不気味な感じがする。地球規模の災害でも起こらなければ良いのだが・・・。
先日のリーマン・ブラザーズの破綻の時にも感じた事だが、どうやら人間は社会を複雑化し過ぎたのかもしれない。作った張本人がコントロール出来ないような複雑な仕組みが暴走を始めたら止める手立てが見つからないではないか。
かつては家電製品でも自分で修理することが出来たが、最近の電子機器はあまりにも小さく、複雑で、人間の手では直しようがなくなっている。壊れたら捨てるだけだ。単純な構造で頑丈な方が良いものだって沢山あるはずである。効率化や便利さのみの追求には限度があると思う。そもそも人間を幸せにするという目的達成の為に始めた手段であるはずの効率化や便利さの追求が、その目的を逸脱して、効率化のみ、便利さのみを求めるようになってしまった。
人間を幸せにしない効率化や便利さというのは目的と手段との履き違えである。コンセプトからズレた手段は暴走するのである。コンセプトを守れるのは信念をしっかりと持った人間しかいないのである。
どこもかしこも、どの組織もそんなリーダーが不在なように見える。
天候と同じ様に不順な人間が増えてきたようである。