「スロウ」は帯広のソーゴー印刷という印刷屋さんが出版している季刊誌で今回のが第17号になる。北海道を楽しむマガジンというコンセプトだ。その本の中の「北海道 来るべき未来を見つめて」という高原淳社長自らが執筆担当しているコーナーの第10回目の紹介者として私が登場したのだ。
きっかけは今年8月9日(土)に帯広のとかちプラザで開催された北海道印刷工業組合の全道大会での私の講演であった。当日スタッフとして働いていた高原社長が私の講演を聴いて北の屋台のことをもっと詳しく聞きたいとインタビューを申し出てきたのである。
いつもの私の講演なら90分間みっちり話すのだが、この大会で私に与えられた時間は40分間だけであった。いつもの半分以下である。しかし、依頼者の要望に応じて臨機応変に講演時間の調整をしなければならないのが講演者の努めでもある。この日もところどころ飛ばしながら講演を終えたのだが、「もっと詳しく聴きたいという欲求が湧いてきた」と言ってくれたので嬉しくなってインタビューに応じたのであったが、つまるところは40分間では伝えきれていなかったのが実状であろう。
もう、優に300回以上は同じ話をしているのに、まだまだ未熟ということである。
「スロウ」の記事では高原社長は元々がカメラマンであるから写真を上手く使ってページを構成している。
私も文章を書くのが好きで本も2冊出版しているが、自分で自分の事を書くとどうしても主観的になってしまう、しかし他人に書いてもらうと客観的に「あぁ、そういう風に感じるのか!」と面白い発見があるのである。今回も上手くまとめてくれた。
「スロウ」という本は、地方都市の出版社が挑戦している新しいタイプの本である。これを機会に是非、読んでもらいたい。25日の発売だそうだ。