先日、大学関係者からおかしな話を聞かされた。今年の大学4年生で、先のリーマン・ブラザーズが破綻する直前までに就職の内定をもらった人たちはまだ幸せである。この世界的な金融恐慌が起こってから、その後は求人を控えようという空気が企業側に流れているからだそうだ。
大学4年生は就職が決まらずに大学を卒業してしまうといわゆる「就職浪人」ということになってしまい、翌年度の「新卒者」という新規採用試験の受験資格を失うらしい。だから、教授に頼んで一単位だけワザと不合格にしてもらい、もう1年間大学の4年生をやるのだという。卒業に必要なのは残り一単位であるから大学に通う必要はほとんどないので、親に迷惑を掛けないようセッセとアルバイトに精を出して学費を稼ぐのだという。
我々の学生の時には卒業単位が足りないと大学教授に何とか卒業させて欲しいと泣きつくのがほとんどだったのだが、大学を卒業させないでくれと頼むのだというのだから時代は変わったものだ。
株価が7000円を割った。恐らくはこれまで羽振りの良かった外国人投資家が母国の緊急事態で現金が急に必要になって売りまくっているのが原因だと思うのだが、株は心理が影響するから日本人投資家も影響を受けて売りに向かっているのだろう。
政府も早いとこ有効な政策を取らないと大変なことになってしまう。
せっかく苦労して大学に残っても、来年就職できるかどうかも怪しくなってしまったら学生は一体どうするのだろうか?