例によって自分で車を運転するのは大嫌いなので、公共交通機関を探してみた。列車で行くと富良野で乗り換えなければならないし一日に2往復しかないから時間的にもロスが大きい。
帯広ー旭川間の都市間バスだと、行きは08:30に帯広駅前を出発すると、11:17に中富良野町に到着する。所要時間は2時間45分で片道2300円である。12:00からの打ち合わせを兼ねながらの昼食というスケジュールなので講演の時間にもピッタリと合う。
帰りのバスは中富良野町発15:37と18:37の2本があるが、講演の終了時間は15:30の予定なので、15:37発のには間に合わないと思い18:37発ので帰ることにして、その予定を中富良野町役場にFAXした。すると、すぐに電話が入って「18時の便で帰られることにすると講演終了後に3時間もありますから時間を持て余しますよ。中富良野町には3時間の時間を消費するような場所がありませんから、15時の便でお帰りになられた方が良いと思います。」との返事である。「でも講演終了後に講演会場からバス停まで17分で到着する距離ですか?」と聞くと「会場の目の前が停留所ですからノンビリ歩いても3分です。」とのことだったので15:17分のバスで戻るように予約を入れた。
バスの中で本を読むと酔ってしまうが時間をつぶせないからと一応は本を持って乗ったのだが、2時間45分をどのように過ごそうかと考えていたら、バスの中でビデオ映画を流していたので助かった。
丁度まだ観ていない「ハリーポッター」だったので時間を気にせずに過ごすことができた。ハリーポッターの後は「トランスフォーマー」であったがこれは息子と映画館で観た作品だし、どうせ途中で降りるからと後は外の景色を眺めていた。
帰りは同じバスで同じ運転手であった。
帯広から旭川まで運転して、旭川で清掃と休憩をしてまた帯広に戻るのであろう。残念なことに車内で映すビデオ映画が行きと同じ作品なのである。仕方がないので寝ていくことにした。
途中で臭いオナラのような臭いがしてきて目が覚めた。私の前か後ろに座っているおっちゃんがオナラをしたらしい。その臭いのクサイことクサイこと、鼻が曲がるとはこのことである。バスのような密室でクサイオナラを放つことは実に迷惑な行為である。一体何を食べたらこんなにクサイオナラが出るのだろうか?