土曜日の21:20〜のを観た。帯広での初日で2回目の上映なのだが観客は10名ほどしかいない。帯広の人は映画があまり好きではないのだろうか?
もし、シネコンが不入りで営業を止めてしまったら、楽しみの一つが無くなってしまうではないか。我が夫婦は「夫婦50歳割引」に該当してからは毎週のように映画を楽しんでいるというのに・・・
この映画は観ていて、スリラーもよりもゾ〜ッとさせられた。人間の欲望・見得・嫉妬などの感情の恐ろしさが上手く描かれている。夢の中にまで出てきてウナサレテしまった。
イギリスの歴史はあまり詳しい方ではないのだが、今年観た映画「ゴールデンエイジ」が、今回の主人公のアン・ブーリンが生んだエリザベス一世を扱った映画だったので興味がうまくつながった。
きっと欧米ではこのあたりの歴史は有名なエピソードなのだろうが、西洋史に詳しくない日本人だと登場人物の背景が伝わりにくいかもしれない。
それにしても、イギリスの王室というのは「すごい」というか「すさまじい」というか・・・。
現代のダイアナ妃なんかのことも、何だか分かるような気がしてくる。
人生というのは、他人を貶めるようなことをすると、必ずその報いが訪れるものなのだろうと思う。誠実に生きることが一番だと気付かせてくれる映画である。