それにしても、時間が過ぎていくスピードが年々速まっているように感じる。歳を取って新陳代謝が悪くなると、時間の体感速度が速まるというから、私もかなり老けたのかもしれないなぁ〜。
2008年という年は、後世、歴史的転換点だったと評されるかもしれないほどの年だったように思う。
悪く考えるな!と言われるが、良い方向に向かっているとは、いくら楽天的な人でも言えないだろう。
かねてから何度も言ってきていることだが、遂にトヨタ的な効率主義の限界が来たのではないかと思うのである。
効率主義は人類を幸福には決して出来ない!
効率主義を究極まで突き詰めていくと、人間関係はギクシャクとしたものにならざるをえないからである。効率主義も適当なところで止めておけば良いのに、手段と目的を取り違えてしまうのが、日本人の悪い癖である。
人間を幸せにする手段としての効率化が、いつの間にか効率化の為の効率化になってしまい、効率化することだけに血道を上げて、目的としての人間の幸福がどこかに行ってしまっている。
人間は機械ではないのだから、余裕という無駄が絶対に必要なのだ!
各企業がこぞってリストラすれば、金に余裕のある人の数が減るのは当たり前の話だ。昔の我々の世代の人間が競って自動車を買ったのは、今日よりも明日が豊かだと信じていたからだ。だから年代に合わせて自動車をグレードアップして買い換えてきたのだ。
明日がどうなるか不安な状況で自動車や住宅などの高額な買い物をする人間はほとんどいるまい。こんな社会にしたら自動車だって売れなくなるのは目に見えていたことである。結局自分で蒔いた種なのだ!
政治家どもはくだらない政局遊びをやっていて全く頼りにならないし、大企業のお偉方も結局は自分のことしか考えないバカばっかりだったことが判明した。
今年の師走は、倒産、自殺、犯罪が飛躍的に増えることだろう。
困ったものである。