正直、新幹線が札幌まで延びたところで、道東の帯広に住んでいる身としては別に何の実感も湧かない。
本州方面に行くには飛行機を使っているから、新幹線が出来たところでさほど便利になったとは思われない。
札幌近郊に住んでいる人たちだってほとんど同じ感想なのではあるまいか?
一体誰が北海道新幹線を望んでいるのだろうか?
一部の政治家と土建屋、それと予定地に土地を持っている人だけなのではないのだろうか?
在来線の住民はむしろ困惑している人の方が多いだろうと思う。
おそらく新幹線が出来ることで、益々、札幌への一極集中が進むであろう。
結局、北海道を益々歪にするだけの所業だと思う。地域の金銭的負担だって大きいだろう。
もはや、公共工事に金を注ぎ込んで発展を望むよりも、福祉に金を使って安心して暮らせる地域にする方が、お金の流動性が増すのではないだろうか?
自動車、電気製品、住宅、衣服 etc もう世の中にモノが溢れかえっているから消費意欲はもうかつてのようには燃えない。
将来に対する安心感を与えて、お金を使ってもらうしかないだろうと思う。
どうも政治家や経済界のお偉方は、頭が固過ぎるようだ。旧来の経済刺激策しか思い付かないのだろう。
人心刷新がひつようなのかなぁ〜。