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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-01-14-Wednesday 十勝の景気

今朝の新聞ではソニーが

14年ぶりの営業赤字に転落するという記事が載っていた。

また、帝国データバンクが13日発表した2008年の企業倒産件数が12、681件で前年比15.7%増、数値比較可能な2001年以降最多、この内上場企業の倒産が34件で戦後最多を更新、負債総額は前年2.2倍の11兆9113億円だという暗澹とさせる記事が載っていた。

世の中を眺め回してみると、どこもかしこも景気が悪いという話ばかりである。先日も自動車産業衰退の話をこのブログに書いたが、かつて隆盛を極めた、繊維・鉄鋼・炭鉱や造船などの基幹産業だって時代の波で縮小していったではないか。未来永劫栄華が続く産業などあるはずがない。自動車業界もしかりである。これらの企業と同じ様に無くなりはしないが、衰退し縮小し、合併したり倒産したりしてやがて企業数が減っていくのだろう。別に大変だ!大変だと慌てることはない歴史の必然にしか過ぎないのである。

十勝は第二次産業の工業が昔からほとんど無い地域である。だからかつて鉄鋼や造船で栄えた室蘭や炭鉱で栄えた夕張などの、産業城下町的な栄光と衰退は無かった。農業を基盤とした安定的で地道な発展があっただけである。人間は食べなければ生きていけない動物なのである。食料を生産しているところは不況に強い。私は十勝はこれが幸いしていたと思うのである。その分、バブル好景気の影響も無かったに等しいし、不況の風もそう強くは吹かない地域なのだ。

だが、景気は「気」からで、全国的にダメだ、ダメだと言われていると、皆が財布の紐を締めてしまう。

こんな時こそ、未来に対する「夢」のある事業を手掛けて欲しいものだ。そうすれば人々の気も良くなって財布の紐が緩み景気が良くなる。但し、利益を地元に還元する企業に使うことが肝要なのだ。