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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-01-21-Wednesday オバマ

アメリカに新大統領オバマが就任した。

初の黒人の第44代大統領である。

史上最悪の大統領ブッシュの後だし、アメリカ経済はこれからどん底に向かうところだから、国民の熱狂的な歓迎の仕方も分からないではないが、期待が大き過ぎるのもなんだか可哀想な気もする。

就任演説では国民の「責任」という言葉を何度も使っていたが、大統領を選んだのは国民の直接選挙だから、大統領側からも「私を選んだのは貴方達国民なのだから協力を・・・」という「他人任せ」ではダメだという意味が含まれているのだと思う。

翻って、日本では3代続けて、国民の審判を仰いでいない首相が迷走を続けている。国会という場所で野党議員から漢字の読み書きを揶揄されるような情けない首相だ。野党議員の程度も低過ぎる。もっと他にやるべき事が沢山あるだろうに。国会議員の質があまりにも酷いから、その代表の首相がこんな程度でもよいのかなぁ〜という感じである。同じ上手く行かないにしても、自分達にも選んだ責任があるという自覚を国民が持てるように、首相も選びたいものだ。

オバマ新大統領が経済政策として掲げているものに「グリーン・ニュー・ディール」政策がある。かつての大恐慌時代にルーズベルト大統領が行った公共事業の大盤振る舞いの「ニュー・ディール」政策に習ったものだろう。ただし、公共事業といっても環境問題対策に重点を置くからグリーンなのだ。

すでに20世紀的ライフスタイルは破綻した。21世紀的ライフスタイルとは環境に配慮した生活である。過渡期には多くの矛盾が噴出するだろうし、保守派との争いも激化するだろう。しかし、新たな経済を立ち上げるには環境問題を旗印にするしか世界中の人間の共感を呼び起こせないのである。つまり「環境」という大義名分が絶対に必要なのだ。

日本もこの分野でならかなり活躍できると思う。だが付け焼刃の思い付き政策ではダメなのだ。目先のことではなく長期的な視点で21世紀的ライフスタイルを構築し、実行する必要がある。日本にも信念を持ったブレないリーダーの出現を待ち望む。