一昨年の4月に、私の会社の一室に「マジック資料館」を設けたことはすでにこのブログにも書いたが、所蔵本の内容を高める為に、全国の古本屋さんのネット販売網にしょっちゅう検索をしている。
先週の金曜日に「手品・奇術・マジック・魔術」と順に検索していたら、「松旭斎天勝 伝記叢書・初代松旭斎天勝(石川雅章著)1999年3月大空社刊定価10500円」なる本を見つけた。これは同じ著者石川雅章が1963年に桃源社から出版した本の改訂版だというのである。しかも古書で3000円とあったからすぐに申し込んで購入した。
今日、昼間に届いたので開けてみたら、まったく違う「魔術の女王一代記(松旭斎天勝著)1991年12月かのう書房刊定価1236円」という本が送られてきたのだ。この本なら既に所有しているし、価格も古書ならせいぜい800〜1000円が良いところの本である。それを3000円だと、何だ、これは!と思ったのでこの本を送ってきた古書店にメールしたが返事が来ないので、直接、電話した。
すると、違う本を送ったというメールを土曜日に入れたではないかと言うのである。確かに「発送しました」というメールが送られてきて最後に注文と違う本を送ると( )書きで書いてある。
「どういう意味なのか、まったく私には理解できないのだが」というと
「注文を受けた本は看板として希少本を出してある。だが、その本を注文されても在庫はない、だからそれに関係する本を替わりに送った。」と言うのである。
私が「それでは羊頭狗肉ではないか?初めから送られて来た本をキチンとネット上に出しておけば注文はしなかった」と苦情を述べた。先方も「判りました。ではキャンセルするんですね。では送った本を着払いで結構ですから送り返して下さい。返金致します。」と言うので「当たり前だろ!注文していない本を送って来てキャンセルもクソもあるか!」と言ったら
「古本屋ではよくあるやり方です」と言うので「ふざけるな!そんなやり方は初めて遭遇したぞ!」と益々頭に来る事を言うふざけた野郎なのである。
こういう奴がいるからネット販売は信用されなくなるのだ。困ったものだ。