このブログは読者に読みやすくする為に一日分は1エピソードにしようと思っている。が、しかし、書きたいときには色々と重なるもので一度に3エピソードも書くことが出てくると3日分書いてしまうという事態も出てきて先日付になっていることをお詫びします。近々解消されると思います。(ということでこの文章は13日に書いてます。)
昨日(12日)、小泉元首相が自民党本部で開かれた「郵政民営化を堅持し推進する集い」という会合で挨拶した内容が麻生政権に対する批判だということで新聞やテレビが大きく取り上げた。
さすが、マスコミ操縦術に長けている小泉氏だ。実にウマイ!特に定額給付金に対するコメントでは麻生首相の発言を上手く活用して「あの時は賛成したけど実はそうではなかったと言いたくない」とやり返している。私は小泉氏の行った政策は全く評価していないが、マスコミにどう言ったらウケルかという感覚は引退を表明してもまだ健在のようだ。
私は、麻生首相とは違って、元も現在も「郵政民営化」には大反対であったから、当時から反対の言論を展開していた。「国家がやるべき仕事と民間でもやれる仕事をゴッチャにするな!」という論旨で小泉郵政民営化路線を批判してきたのだ。だから、麻生首相が言うところの「当時の国民は郵政民営化というものをよく理解していなかった」という発言には「その通りだ!」と思っている。当時はマスコミ操縦術に長けた小泉氏にマスコミも国民も踊らされていただけだと思うからだ。
だが、当時の閣僚、しかも最も関係が深い総務大臣をしていた人間が「あの当時、私は反対だったが・・・」という発言には、「こいつは一体何を考えているんだ?」という感想しか出てこない。「私は保身の為だったら靴でも舐めますよ」と言っていることと同じではないか。
麻生首相は、唯の世間知らずのお坊ちゃまだけかと思っていたら、とんでもないバカだったということに等しい感じがする。
こんな程度の人間を首相として戴いていることに恥ずかしさを感じないのだろうか?
自民党はもはや末期症状を越えてご臨終状態だ。