昨日の演劇鑑賞に続いての映画鑑賞である。(本当に好きだね〜)
よっぽど暇な人間だと思われるかもしれないが・・・。
クリント・イーストウッドは素晴らしい監督である。本当に感動した。これは今年一番の映画である(まだ2月だけどネ)。
詳しい内容は例によってまだ観ていない人の為に書かないが、C・イーストウッドの監督としての力量は素晴らしいの一言と絶賛したい。
彼が主演した出世作「ダーティ・ハリー」はロサンゼルス?(サンフランシスコだったかな?)警察モノの映画であったし、彼は確かどこかの街の市長にもなっていたはずだから、その経験を自身の監督作品映画に活かしたのだろう。
主題はたぶん「権力を持った人の人間性が大切だ!」ということだろうと思う。権力の恐ろしさ、保身の愚かさである。指導者の「志」の高さがその組織の行く末を暗示しているのである。
いかに優れた組織であっても、腐った指導者がいれば犯罪を起こしてもヘッチャラになってしまうのだろう。そういう組織はこれまで沢山出てきた。
権力に服従する人間は多いが、それを正せるのは、今回の映画でA・ジョリーが演じた母の様に、権力や不当には屈しない強い意志を持った人なのだ。
北朝鮮の様に、とかく能力の無い人間がリーダーとしての地位を保つには「恐怖政治」しかないのだろう。民衆が団結しない様に格差を造り出し、疑心暗鬼を造り出すのが常套手段だ。
その常套手段を打破するのは不当な扱いを受けている民衆なのだが、よっぽどのことが無い限り蜂起することはないのだろうなぁ〜。怖いから・・・。
この映画は色々な事を教えてくれる映画である。