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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-02-27-Friday 観光カリスマ本

本が届いた。

出版社の日本文芸社から著者謹呈で「地域再生の仕掛人 観光カリスマ100選(952円)」なる本が届いた。著者の市原実山梨県立大学教授は100人全ての観光カリスマに実際に会って取材したというからすごいエネルギーの人である。当然私も何度か著者の取材を受けた。

観光カリスマというのは小泉首相の時に実現したもので、2002年12月26日に第一回の観光カリスマ11名が選定されている。内閣府・国土交通省・農林水産省が中心になって選定をおこなった事業で、私は2005年3月7日に最後の第八回目に選定されたクチだ。

観光カリスマというのは、観光関係の事業で成功を収めた人間を観光カリスマに選定し、全国の観光振興の指導やお手伝いをさせようという目論見だと聞いている。当然無報酬だし、選定されても何のメリットもないが、日本の中でたった100人かぁ〜という、それとなく自尊心をくすぐって人をタダで働かせる上手い方法だと感じた。

ただ、せっかく選定した100名なのに横の連絡がまったくなく、ただそれぞれが単独で活動しているに留まっているのが非常にもったいないといえばもったいないことだ。

北海道は都道府県別(県によっては一人しか選定されていないところもある)では最多の7人(現在は6人)が選定されたのに、一堂に会して話したことはまだ一度もない。

北海道庁の会議で数人とお話を軽くした程度である。皆、それぞれ一家言持っている人達なのだから、思う存分に話をする機会を与えてくれたら今後の北海道観光の良いヒントになる話がたくさん出てくるのではないかと思っているのだが・・・。

これからは多大な費用を掛ける観光開発は難しい時代になった。かといって何もしなければジリ貧になるだけだ。ここは智恵を使って、お金をそんなに掛けなくても効果のある事業をおこなうべきだろう。観光カリスマの智恵と経験を是非とも活用してもらいたいものである。