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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-04-30-Thursday 場所の力?

フォーエバー21という店がオープン!

アメリカのファスト・ファッションの店が原宿にオープンすると各種の情報番組が放映していた。

低価格が売り物のユニクロやH&Mのすぐ隣に出店して相乗効果を狙う戦略だというのである。

テレビに映し出される商品は確かに驚くほど安い!さらにこの店の戦略は次から次へと新製品を出していくから、気に入った時に買わなければ売り切れになってしまうというものである。人間心理を巧みについた上手い戦略だなぁ〜と感心した。

しかし、ふと感じたのは、何故この店の出店が原宿だったのだろうか?ということである。

私は商売柄(本業は不動産賃貸管理業)常に場所と商売の関係を考えている。

帯広でも何故だか、商売が上手くいく場所といかない場所というのが存在するのだ。それは何故か?

私なりに思うことは、場所のイメージと商売が合致していないと商売が上手くいかないということである。

商人の中には、出店場所を家賃の高低だけで判断する人がいるが、こういう人の商売は上手くいかないことが多い。多少、家賃が高くても、人が大勢来てくれる場所ならやり様が沢山ある。逆に、家賃が安くても人が来ない場所なら商売は難しくなる。

人の流れをたった一店だけで変えるのは至難の技だと思うのである。そこが商売のセンスの問題なのだ。計数だけでは商売は出来ないのである。

テレビに映っていたフォーエバー21の商品が、東京の下町で売られていたら、きっと客は買わないだろうなぁと感じた。安かろう、悪かろうのバッタ品にしか見えなくなってしまうのではなかろうか。場所の持つブランド力とイメージが客に与える心理的な作用は大きいと思うのである。

観光でもそうだが、その場所の持つイメージを上手く引き出せなければ客の心を掴むことはできないのだ。