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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-05-20-Wednesday サニーの死を悼む

サニー君が死んだ!

20日午前6時頃であった。昨晩から息が荒くなり、鼻も乾いて口で息をし始めた。これはもう長くないなと思い、23時からは添い寝してずっと身体を撫でてあげたので安心したのか眠りについた。

2時半頃に再び息が荒くなったので「サニー君が死にそうだぞ」と妻を起こしたが、また落ち着いていびきをかいて眠ったので、朝まではもちそうだったし、私も眠くなったので私もベッドに入って眠った。妻が5時に起きた時にはまだいびきをかいて寝ていたのだが、再び妻が6時に見た時にはコトキレテいた。

獣医さんから「後一週間の命です」との宣告を受けてから26日目であった。

ペット霊園に電話したら8時半に自宅まで引き取りに来て、焼いた後にまたお骨を届けてくれるというからお願いすることにした。

この追悼文はこの間に書いている。

サニー君は1996年6月に、当時飼っていた金魚の餌を買いに子供たち3人を連れてペットショップに行った時に、長女の惠梨が店の人にラブラドールの子犬を抱かせてもらったことから飼うことになってしまったのである。

「絶対に犬は飼わないぞ!」と言ったのだが、子供たちが「私たちが世話をするからお願い!」という絶対に守らない子供の常套句に騙されたのと、ブリーダーの人が「この犬は3割引にしますよ!」という言葉につい乗ってしまったのである。

安くするにはやはり訳があるものだ。ブリーダーにもこの犬がバカ犬だということが判っていたのだろう。

最初こそ小さくて可愛かったが、みるみるうちにバキバキと音を立てるようにしてデカクなっていった。リビングの6脚の椅子や書棚の足を齧ってはボロボロにしてしまったので「デストロイヤー(破壊屋)」というあだ名を付けた。

庭に大枚掛けて立派な犬小屋を造ってやったのだが、「家に入れろ〜!」とキャンキャン吠え続けるので近所迷惑を考えて、結局家の中で飼うことになってしまった。立派な犬小屋は子供たちの自転車置き場になってしまった。

躾を入れるべく、ドッグトレーナーに預けたが「まぁ、こんな程度でしょうかね〜」とトレーナーが呆れるほどのおバカな犬であった。

そのトレーナーが主催するフリスビー&アジリティ教室にも入れて毎週通ったものだが、サニーは一番の劣等生で何も出来なかった。何せ階段が一段も上れないのである。フリスビーも飛んで来たモノを受け止めることが出来ない。懐に呼び込むということが出来ずに前に捕まえにいくからタイミングが取れないのだ。犬にも運動神経の良し悪しというものが確実にある。

おやつを与える時は我慢が出来ずにピョンピョンと飛び跳ねるからカンガルーとのハーフなんではないかと思ったほどだ。

やたらと誰にでもマウンティングをするので、妻に玉を抜かれてしまった。彼はついに童貞のまま逝ってしまった(オスとしてはさぞ心残りであろう)。

いたずらに背が高いのでテーブル上に口が届いてしまう。こんなものは絶対に食べないだろうなと思ってテーブル上に置いていたものが、ことごとく破壊された。テレビのリモコンまで喰っちまって、本体で操作するしかなくなり、旧式のテレビになってしまったこともあった。

しかし、身体は丈夫で、手術したり薬を飲み続けているメスのバニーの方が早く死ぬのではないかと思っていたのだが、何だかあっけなく逝ってしまった。人間と同じで「無病息災」よりも「一病息災」の方が長生きしそうだ。

13年間も同じ屋根の下で暮らせば、家族同然である。いなくなると悲しいものだ。

戒名は「無玉院陽光居士」。サニーくんの冥福を祈る。安らかに眠れ!