ご愛読下さるのはありがたいが、ご心配には及びませんのでご安心を。
私は、新聞や週刊誌などの公器(?)と私的なブログの役割は異なると思っているし、最近の報道姿勢には疑問を持ってもいる。
私は、他人を個人的に誹謗中傷するような文章を書くつもりは全くないし、そんなことはしていないと(自分では)思う。
そもそも、私のブログは読みたい人だけがアクセスして読めばよいのであって、読みたくない人はアクセスしなければ事は終わると思っているのだ。
新聞や週刊誌は、政治から芸能界からスポーツから、色々な分野に及んで書いてあるから、読みたくないものまで、偶然に目に入ってしまうという心配はあるだろうが・・・。
日本もアメリカの様に訴訟社会になってきて、やたらと何でもカンでも訴訟するという風潮になってきたように感じる。
だから書き手は訴訟を恐れていて、今回の新型インフルエンザの報道にしても、そうだが、書く方は「あまり大した事ないな!」と思っても「もし、悪性に変異して死亡する人が増えたら、後から何を言われるか判らないから、無難に、危険だ!危険だ!と言っておけば責任論も起こらずに良いだろう」程度の判断で自粛報道したのではないかと思われるような気がするのだ。しかも全ての報道機関が右倣えして。
これは、ある意味もっとも危険な事だと思うのである。
売る為にスキャンダラスな事や私生活を暴く事を書くのは卑劣な行為だと、私も思う。
しかし、自分の考えをハッキリ述べられない社会は危険である。まともな少数意見が抹殺されてはいけないと思う。
政治の世界も世論調査という目に見えない圧力に左右されている。この世論というのは、メディアが巧みに誘導している様に感じられるのだ。冷静になって考えればアレッと思うオカシナ事でも、時の勢いで変な方向に引っ張られているのではないかと思うのである。
為政者は大衆に迎合する必要は無い。大衆の心情や考えを理解してさえいれば良いのである。(6月3日11:00記)