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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-06-28-Sunday 演劇と

母校である柏葉高校の演劇部が、

7月末から三重県で開催される全国大会に出場する。

その記念に多くの帯広市民にも、見てもらいたいと27日(土)の14時から帯広市民文化大ホールで公演したのである。

私は柏葉高校同窓会の文化部長を務めている関係で、券を買わされたので、寸志を届ける為に妻と二人で鑑賞に行ったのだ。最初は高校生の演劇なんてと、まったく期待していなかったのだが・・・、

一言で言うと、脚本が実に素晴らしい。高校生が書いたものとは思えないほど良く出来た脚本である。

祖母の通夜が明けた早朝の場面である。高校生の孫(女の子)が、祖母から生前、一緒に棺桶に入れて欲しいと頼まれた品物を探すのだ。何だったかが思い出せない孫は、母親や兄や伯母や叔父やいとこ達との人間関係を巧みに描きながら進行していく。途中、笑いあり、泣かせる場面あり、ほのぼのとさせる場面ありで、まるで倉本聡作品の演劇を見ている様な感じになった(倉本さんほどの完成度はまだないが)。高校生の演劇で、自分たちで創作した脚本でここまでのものが見られるとは正直思っていなかったのでとても驚いた。

これなら、全国大会に行っても、かなり上の賞を取るのではないだろうか?と期待している。

帰宅してから、先週のロト6の賞金での夕食をしようということになった。久し振りに豪勢にステーキなんぞを食べたいと思い。六花亭本店の2階にある「ホーム」というレストランに行った。ここは元は、我が祖父の代に店子であった方の娘婿さんが営業しているレストランで、ここのデミグラスソースの味が大好きなのである。

美味しい食事を済ませた後に、18時30分から映画「スラムドッグ・ミリオネア」を観て来た。アカデミー賞8部門を受賞した作品なのに帯広の映画館には掛からなかったのだ。それを、帯広の映画好きな人達が自主運営している映画館で掛かることになったので観に行ったのである。ここの料金は残念ながら「夫婦50歳割引」というものがないので、当日券で一人1700円(2人で3400円)である。値段は高かったが、映画は非常に面白かった。インドの混沌とした現実と、子供たちのたくましい生き方や、国という設定を変えたら、まだこんな題材の映画が作れるのだなぁと感心した。

今日は文化的な一日であった。

20時過ぎに映画が終了し、外も温かかったので歩いて自宅まで戻ったのだが、夜の街は大盛況であった。特に北の屋台には通路まで人が溢れていた。このところ週末はいつも雨と低温で騒げなかったから、鬱屈した人達が湧くように街にでてきたのだろう。

やはり夏はこうでなくてはいけない。