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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-08-07-Friday なんか変?!

何かへんだなぁ〜

という違和感を感じる。

第一回目の裁判員裁判の裁判員になった方々がおこなった終了会見の模様に関しての報道に対してである。

テレビでは裁判員の方々の顔は映し出されていなかったのに、今朝の新聞各社の一面には、裁判員の顔が出され、年齢と職業も書かれていた。

このテレビと新聞の報道姿勢の違いは一体どこから来るものなのだろうか?

裁判員裁判では裁判員の氏名はもとより、裁判員になったことすら他言してはいけないということではなかったのか?

結審後だし、第一号だから会見をしたということなのか?

裁判後の被告や被告の関係者から嫌がらせや報復されることを恐れて、氏名等は出さない方針だと理解していたのだが・・・。

新聞には裁判員の中で顔を出す事を了承した人だけ新聞紙上に載せたらしいが、これは新聞各社が図って、既成事実を積み上げて、裁判員の公開をさせようということなのだろうか?

今回、顔を出した人達は、報道関係者に促されて了承したのだろうが、身の危険性はないのだろうか?もし、あったとして誰が責任を取るのだろうか?興味本位で顔を出すことは極めて危険な世の中だと危惧する。極めて軽率な行為だと思う。

被告関係者以外にも、悪質な輩が大勢いる。例えば、ネットで他人を誹謗中傷する輩だ。顔と年齢と職業が判れば、彼等ならすぐに何処の誰かを割り出すのは容易なことではなかろうか?

杞憂に終われば良いのだが、2チャンネルなどで、「お前は他人を裁ける様な聖人か?お前の普段の生活態度は○×△◇ではないか!」などという、私生活の暴露みたいなことが起きてしまうのではないかと感じるのだ。

新聞社は果たしてそのことに配慮したのだろうか?

インターネットの言葉の暴力は、実にイヤらしい唾棄すべき行為だが、一向に無くならない。

今回の新聞の報道は国民の興味を変な方に引っ張るようで、変な感じが抜けない。もっと裁判員制度の問題点を探る記事にして欲しかった。