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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-08-24-Monday 十勝達磨

十勝達磨の注文が、

先週だけで4件もあった。神奈川県、秋田県、東京都、札幌と地域はバラバラである。全部、HPを見たといって我が社のHPにアクセスしてきたり、電話で問い合わせがあったりなのである。実は我が社のHPには十勝達磨のことは載せていないのだ。去年、お隣りの会社に務めている方が、十勝達磨の事をブログに書いてくれたのが、口伝てに少しずつ拡がっているようなのだ。インターネットというのはすごいものである。

この十勝達磨は私の祖父の「勝」が明治時代に考案したもので、我が社のヒット商品でもあった。過去形で書いたのは、広瀬・末木・初鹿と3代続いた石の彫刻職人が全員他界し、後継者が居ないから、もう製造することが出来ないからである。我が社には、保存用として広瀬作品4点と末木作品1点が残っているだけで、販売用には3代目職人の初鹿の作品が50点ほど残っているだけである。だから積極的に販売しようとは考えておらず、宣伝もしていなかったのだが・・・。不思議なものである。

もともと、川原にある状態の卵型の石を選んで、達磨の顔を彫刻したもので、山口県岩国市の岩国石人形と鹿児島市の鈴懸け馬と共に帯広の十勝達磨が「日本三大珍品玩具」の一つなのだそうだ。

縁起物だから、昔は良く売れたらしいし、逆に売れた事でニセモノが横行したのだそうだ。我が社では登録商標を取得したが、少しだけ変えれば捕まえたり、罰したりできないそうなのである。

まぁ、なんにせよ。十勝達磨が妙な形で注目されたが、嬉しい事でもある。