第三章(最終章)を見て来た。
去年の9月14日に映画で第一章を見てから面白くなってしまい、次の映画の公開日まではとても待てなくて、どうしても結末がすぐに知りたくなって翌日には古本屋に行って全巻を大人買いしてきた。一日で一気に読み干して、ようやくドキドキが収まったのを覚えている。
今回の映画は原作とは微妙に違うストーリーらしいという前評判だったので、どのように違うのかを楽しみにしていた。
映画のストーリーの内容を書くのは野暮なのでここでは書かないが、正直言って、1年も経ってしまうと原作のストーリーの細かい所まではよく覚えていないから、どこがどう違うのか判然としなかった。
しかし、映画としてはなかなか面白い作品になったと思う。出演者と原作漫画の主人公たちが皆、ソックリなのは笑える箇所だ。
大阪万博のシンボル像、岡本太郎氏作の「太陽の塔」は始めて見た時は「ナンジャ〜こりゃ〜」と思ったが、30数年が経ってみると、なかなか味わいがあるものだ。あの時代の象徴として我々の年代の人間には心の中のどこかに、太陽の塔のイメージがこびり付いている。
映画の中に新興宗教の「ともだち」というのが登場するが、モデルになっているのは、創価学会・オウム真理教・幸福の科学などだろうと推察できる。
そう言えば、今回の選挙で幸福の科学の幸福実現党は大川隆法総裁をはじめとして337人の候補者全員が落選した。供託金も11億円ほど没収されたというから、選挙活動に要した金額を加えると一体いくらの金を使ったことやら、その損失のダメージは相当なものだろう。時期が時期だけに、映画のともだちと幸福の科学がダブって見えた人も少なからずいたのではなかろうか?
それだけのお金を苦も無く出せる新興宗教というのは、結局は信者から金を集めているのだろうけどスゴイことだなぁ〜と感心したり呆れたりである。