マジック本の収集家でライバル(?)でもある神戸在住のYさんのコレクションを見てから再び収集家としての心に炎が燃え盛ってしまった感があるこの頃なのである。
早速に神戸のYさん宅でメモしてきた私がまだ所有していない本のリストを作成し、まずはネットで検索をしてみた。だが、ネットオークションには出品されていないし、「日本の古本屋」という全国の古書店が加盟しているサイトにも出品されていない。もともと、極端に発行部数が少ない本なのだから当たり前と言えば当たり前なのだが・・・。
そこで、昔の伝手で本を書いた本人や奥さんに直接連絡を取ることにしたのである。
インターネットで連絡できる人の方の2人は話が早くて、すぐに交渉が成立して何冊かは購入することが出来た。もうお一方はコンピュータをするような年齢の方ではないので手紙を書いて送ったら、昨晩、私の自宅にお電話を頂いたのである。「旦那さんが亡くなられて、その追悼式用にと作成してお配りした発行部数の少ないものだが数冊手元に残っているから差し上げる、お金はいただけないので寄贈する」とおっしゃって下さったのである。代金の代わりに十勝の名産品でも送って報いようと思うが、とても有り難い話である。
神戸に行ってから、コレクションが急に充実した。やはり、いろいろなところに出掛けて見るものである。妻は隣で渋い顔をしているが・・・。