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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2009-12-02-Wednesday 日本の未来

鳩山政権が誕生してから3ヶ月が過ぎた。

そろそろ日本の将来像をハッキリ示しても良い時期ではないのだろうか。枝葉末節のパフォーマンスはかなりやっているように見えるが肝心のことが後回しになってはいないだろうか。

目的と手段は違う。

政治の目的は国民の幸福の実現だろう(某新興宗教の政党とは関係有りません)と思うのだが、民主党がやっている党運営にしても、国会運営にしても、事業仕分けにしても手段が目的化してしまっているように見えるのだ。選挙に勝つ為の手段なのだろうが、日本の国の未来というものが見えないから不安になってしまう。

事業仕分けみたいにキッパリと日本の未来像を発表すれば良いと思うのだが・・・。民主党が言うところの「地域主権」も一体何をどう変えるのかがサッパリ判ってこない。

昨日の夕刊に十勝選出の石川知裕衆院議員の政治資金の記載について虚偽の疑いがあるとの報道が流れた。何だかスッキリしないねぇ〜。

政治資金っていうのは、そんなに扱い方が難しいものなのか?

政治家の世襲の問題だって、要は政治資金が親子の間で無税で受け渡せるから生じることではないのか?後援者も新たにゼロからスタートするよりも前任者の子供に継がせる方が面倒くさくなくて良いから子供に継がせようとしているだけだろう。つまり、候補者側と支援者側の利害が一致するから世襲させるのだ。

単純に政治資金も子供に渡す時には贈与税を取れば解決する問題じゃぁないのだろうかねぇ。

でも政治って何故そんなにお金が掛かるのだろうか?

そんなにお金の掛かる政治家に何故成りたいのだろうか?

何か旨味でもあるのだろうか?

私には理解できない!

先日東北地方の街に行ってきたが、某巨大流通のEグループが進出して街中は壊滅的な打撃を受けている。それまでは、まだ比較的中心部に近い郊外にロードサイド(RS)店が並んでいたが、高速道路のインターチェンジ近くに巨大なEが出来たら、RSも急激に寂れてしまい大型店が撤退してしまった。住民はEなどが出来た方が買い物が便利になると喜んでいるようだが、彼等巨大資本は地域の富を吸収し尽くしたら、サッサと居なくなってしまうのだ。アメリカではウォルマートがそういう展開をして批判されているが、日本では同じ様なことをEグループがやっている。

これから高齢化社会になるというのに、郊外型の自家用車でしかいけない店舗に住民はどうやって買い物に行くというのだろう。現在の便利さが未来の不便さに直結しているというのに・・・。刹那的な現在が良ければそれでいい、将来のことはなってみなけりゃ判らないとばかりに突き進んでいくように感じる。

北海道や東北地方には雪が降るのだから、除雪費の問題も含めて歩いて生活できる場所にカタマッテ暮らすコンパクトシティが必要だと考える。

便利さが殺すコミュニケーションがここにもあった。