妻と二人で見てきた。例によって「夫婦50歳割引」で二人で2000円で映画鑑賞が出来るのである。何故、妻と映画に行くかと問われれば映画の上映中の約2時間は妻と会話をしなくて済むからだ(というのは冗談である。誰が何と言おうと冗談である)。
妻と同じ作品を見て、時間を共有出来ることが至上の喜びなのである(誰が何と言おうと本心である)。
この映画はディズニーのPIXAR作品である。PIXAR作品は「ウォリー」を見てから好きになった。単なる子供向けのアニメ作品ではないと感じたからだ。今日は封切り日だったが、観客は子供連れの家族が多く、夫婦二人だけで見に来ている人は少なかったが、私はこの映画はカップルが見るべき映画であると感じた。
画面は人形劇を見ている様な感じでもあり、アニメの平面的なものとは違って質感があってとても良かった。時々、実写と見間違うような場面もあったので、最近のアニメーション技術の進歩には驚かされる。
風船を沢山着けた家が飛び上がる瞬間に、そういえば以前に風船を沢山背中に着けて飛び立ったおじさんが居たなぁ〜、あのおじさんは一体どうなったんだろうかとフッと思い出してしまった。まぁそんな話はどうでも良いことだが、この映画のテンポの良さは実に素晴らしい。余計な説明は一切ないし、サイレント映画を彷彿とさせる演出に、この映画の監督はきっとサイレント映画ファンなんだなぁと感じさせられた。
アニメーションの突飛でムチャクチャな設定や矛盾なんかまるで気にならないテンポの良さであった。時々声を出して笑ってしまう箇所もあったし、最後に私はウルウルとしてしまったのだが、妻の感想は・・・(書かない方が・・・)。
日本の宮崎アニメとはまた異なる面白さであった。