昨年8月30日に行われた衆議員選挙で、自民党の中川昭一氏が負けて、失意のうちに10月4日に亡くなった。
この時の選挙で勝った民主党の石川知裕議員が、小沢一郎民主党幹事長の政治資金規正法の関係で先週、検察に逮捕されてしまった。
北海道11区(十勝)の代議士はこの半年でどれだけマスコミを賑わしたことだろうか?
今年の4月には帯広市長選挙がおこなわれるが、ここにきて、鳩山首相の母親からの巨額なおこずかいの件や、小沢幹事長の政治資金の問題で去年の秋ごろの民主党の勢いが完全に止まってしまった感のあるところに地元選出の石川議員が逮捕されるという事態では市長の候補者選びも大変である。
もし、石川議員が議員辞職という事態にでもなれば、衆議員の補選が行われることになる。
自民党も衆院選挙は4年後だと考えて、のんびり構えていたから、中川昭一氏に代わる候補者を急遽選定しなければならなくなった。きっとかなりあわてていることだろう。
民主党も自民党も市長選挙どころの騒ぎではなくなったのだ。
こういう混迷を極めている時こそ、冷静に候補者を決めてもらいたいものだ。
どさくさに乗じて、変な人が立候補するのは避けてもらいたいものである。果たして今後の成り行きはどうなることやら注視していきたい。