女子フィギュア・スケート・シングルで浅田真央が銀メダルを獲得した。日本勢は安藤美姫が5位、鈴木明子が8位と3人とも入賞したのだから素晴らしい戦績である。
昼休みにラーメン屋さんに行ったら、丁度フィギュアをやっているのを見たので、急いで食べて、あわてて会社に戻ってテレビで見たのである。
最終組の演技は全員のを見ることができたが、キム・ヨナと浅田真央の2人の演技は中でも図抜けていた。
キム・ヨナの演技はスピードもあったしパーフェクトの演技であった、余裕すら感じられた。後から滑った浅田の方が緊張していたように見えたし、演技にもミスがあったから、SPの成績で負けていた浅田が逆転は出来ないなとすぐに判った。
浅田には悪いが、それだけキムの方が格が上だったということだろう。キムは滑り終わった後も私が勝って当然!という顔をしていたから、キムはなかなか気が強い女性のようだ。
浅田真央も終わった後に悔しいと涙を流していたから、彼女もかなり気が強いのだろう。
もっとも、あれだけ広いリンクにたった1人で立って演技をして、何千人もの観客の視線を一身に浴びる競技というのはフィギュアスケートしかないのだから、気が強くなければフィギュアスケートは出来ないと思う。
同じ年齢の隣国のライバル同士が競い合って切磋琢磨するから2人のレベルが他の選手を圧倒したのだという風に感じた。
3位に入ったカナダのロシェットは直近に母親が急死したことで、出場すら危ぶまれたがそれを乗り越えて出場し、見事に銅メダルを獲得した。選手それぞれのドラマがあるからまた面白い。でも、私が見た限りでは4位のアメリカの長洲未来の演技の方が良かったと思うが・・・。
まぁ、浅田真央にとっては金が欲しかったのだろうが、去年からのあの大スランプから立ち直って銀が取れただけでも良かったと思う。
日本のフィギュアのレベルは今世界一だろう。