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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-02-28-Sunday バンクーバー・オリンピック

もうじきバンクーバーオリンピックが閉幕する。

テレビ放映の時間帯が日本の時間とは合わなかったから、今回のオリンピックはあまり見られなかった。

日本チームのメダル獲得数は、事前のマスコミの予想とは大きくハズレたようだが、予想の方が期待過剰だったのではなかったのか?

と書いているうちに「女子団体追い抜き」(聞いたことない種目だが)で銀メダルを獲得したというニュースが入ってきた。何でも金メダルのドイツチームとは100分の2秒差ということだ。瞬きよりも速い差なのだからスピードスケートなら1〜2センチの差だろう。この差で銀メダルとは、ルールは良く判らないが実に惜しいことをしたものだ!

それに対してお隣り韓国は人口も日本より少ないのに、あのメダル獲得数は素晴らしいの一言である。日本のスポーツに掛けるお金の少なさと期待の大きさと体制の悪さが影響しているのだろう。

日本の選手団のダラケた体制は、今回のオリンピックで随分と目立っていた。

スノーボードの国母選手の服装問題に始まって、スケルトンの小室選手は規格認定ステッカーをソリから剥がしてしまって失格、リュージュの安田選手は体重オーバーで失格という、考えられないおそまつさである。フィギュアの織田選手は古い靴紐が切れる(ほどける)というこれまた、あるまじき失態。

オリンピック選手は国から遠征費を出してもらって、日本という国を代表して出場しているのに何たる体たらくか。

選手はオリンピックに出場出来るということで、テンパッテ(興奮の頂点)いるのだろうから、普段なら何でもないことなのに、気が動転して気が付かないということもあるだろうことは想像に難くない。

そういう時の為にコーチという存在があるのだろうに、そのコーチが物見遊山の態度で行くからこういうことが起きる。

先述した問題は、いずれも監督やコーチがしっかりしていれば防げた問題ばかりである。私は選手を責めるよりも日本選手団の役員が責められて然るべきであると思う。彼らの遠征費だって国から出ているのだからきちんと監督やコーチとしての仕事をしてもらいたいものだ。

しかし、知らない競技が随分と増えたものだ。初めて見る競技がかなりの数あった。私にとって冬季オリンピックといえば「札幌オリンピック」である。中学生の時に、徹夜して並んで切符を買って、クラスメートと見学に行った思い出がある。あの頃のオリンピックの種目数からみたら、今回のオリンピックの種目数は2倍以上にはなっているだろう。

カーリングは前回のトリノオリンピックから見て、ようやくルールも判ってきたが、あれがスポーツとはどうしても思えない。あれはどう考えてもゲームだろう。

でも、そういう発祥して間もなくて、しかも体力を必要としない種目なら、市井の人でも、まだオリンピックに出られる可能性があるってもんだ。でも、そういうものがオリンピック種目というのも何だか変だなぁ〜。

北海道の企業も不況で、スキー部、ジャンプ部、アイスホッケー部も縮小傾向にある。

スポーツも、プロ化して一部のアスリートだけが超多額なお金を稼ぐのは如何なものかと思っているが、アマチュアのスポーツがもう少し隆盛になって欲しいものである。そうしなければ、そのプロ達が活躍する場すら消滅してしまうのだから。