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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-03-12-Friday へぇ〜!

ドンドン進化するアマゾンに驚いた。

いやぁ〜1ヶ月振りくらいに、中古本を調べようとアマゾンを開いてみてビックリした。

YaHooのインターネット・オークションで「奇術」・「手品」・「マジック」等などのキーワードで中古本の検索をして、まだ所持していない本が見つかると入札することを、ここ3年くらいずっと続けている。

その他にも、「日本の古本屋」や「スーパー源氏」などもたまに検索するのだが、こちらの方は書籍名や著者名などの文字情報しか掲載されていないから探すのが慣れないと少し困難なのである。

「アマゾン」にも古書の部門があって、キーワードで検索するとズラッ〜とその類の本がほとんど写真付きで表示されるし、新品〜古書まで一覧で表示されるから、とても便利なのである。中にはオークションよりもはるかに安い出モノがあるから嬉しいのだ。

YaHooオークションがこのところ出モノが少ないので、先日、久し振りに「アマゾン」を開いてみたのだが、2ヶ月程前とは画面が随分と良い方向に変わっていたのでウ〜ン、アマゾンもなかなかやるなぁ〜と感心したのだ。

アマゾンで「奇術」をキーワードに検索したら、以前ならズラ〜ッと写真付きで「奇術・マジック」などのやり方を載せたいわゆるハウツウ本や教則本の類ばかりが表示されたものだったが、今回は・・・。

判り易く例をあげると、「東京下町 新富育ち(田島ふみ子)草思社1994年」(江戸情緒の残る新富町に歯科医の娘として育った著者が自らの思い出を軸に綴る下町歳時記。昭和初期の東京の庶民の日常生活を活写した貴重な記録。挿画=穂積和夫 )という本が「奇術」のキーワードの本欄に紹介されている。

この本が何で「奇術」に関係があるのだろうと思ったら、「101ページの引用」として「奇術の松旭斎天洋と看板がかかった家もあり・・・」と載っている。私はこの後がどうしても読んでみたくなってしまったのだ。

定価が1800円の本だが、古書では1円〜で売っている。1円ならまぁ良いかと購入してみたら、232ページのハードカバーの本の中にたった一文字、先述した「奇術の松旭斎・・・」が載っているだけなのである。後にも先にも「奇術」の文字は出てこない。つまり、232ページの本文中に「奇術」という文字がたった一文字出てくる本を「奇術」の本欄で紹介しているのである。

これには正直驚いた。

誰が、一体どうやってこのキーワードを探しているのだろうか?

どう考えてもこの本一冊丸々全てを調べて、たった一文字でも「奇術」と出ていたら、「奇術」というキーワードの本の中に紹介されるということなのだろう。これはすごいことである。おそらく、他のキーワードの例えば、この本に出てくる「芸者」で検索しても、この本は「芸者」の本欄に紹介されるのであろう。

よっぽど吟味して購入しなければ、騙された〜と感じる人も出てくるだろうが、下手な古本屋の親父に尋ねるよりも、よっぽど確かな検索方法である。

面白くなって「松旭斎」「天勝」などをキーワードにアマゾンで検索してみたら、有るは、有るは、結構面白そうな本に、紹介されていることが判明した。これでまた、購入したくなる本が増えてしまうが、見過ごしがちな本まで調べられるのはとても便利である。

これなら、古本屋はとても勝負にならないだろう。アマゾンの進化に驚いた次第である。