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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-04-01-Thursday 四月馬鹿に

エイプリルフール(四月馬鹿)に絡めて

企画した「馬鹿(うまか)もん」の初日のオープンセレモニーを午前11時15分から、帯広市西1条南9丁目のイタリアンレストラン「タベルナ・センナリ」で開催した。

4月1日は年度の初日ということでもあるので、「馬鹿(うまか)もん」のスタートにこれほどピッタリの日は他にないだろうと思う。

私の肩書も「名誉顧問」では何とも堅過ぎるので、シャレで「宗家」という名称をつけてもらった。まずは私が考案者「宗家」として挨拶をした後に、ご来賓の竹林十勝振興局長(昨日までは十勝支庁長という呼び名だった)と帯広市からは産業連携室長の嶋崎隆則氏が駆けつけてくれたので、お二人にご挨拶をいただいた。その後、認定証の授与式、キャラクターの発表を行って、11:30から一般への食事の提供が始まった。

メディアはテレビはNHK・OCTV、ラジオはFMウィング、新聞社は読売・毎日・北海道・十勝毎日などが取材に来てくれたので関心の高さが判ろうというものだ。

センナリの東シェフも「馬鹿ライス」「馬鹿オムライス」「馬鹿ミートソーススパゲッティ」の3品を今後は提供してくれるとのことだが、今日の初日は「馬鹿ライス」のみのメニュー提供で630円という金額で出してもらった。彼も第一号店としてかなり気合が入っているようだ。味の方も、試食会の時よりも洗練された味に仕上がっていたので、これで630円ならまったく文句のつけようがない。

もともと、馬肉も鹿肉も高級食材であるから、とても美味しい肉なのであるが、エゾ鹿肉に関しては、これまでは、残念ながらハンターが仕留めたエゾ鹿の血抜き処理が上手く出来ていない肉を食べた人が発信した「血生臭い」とのイメージが付きまとっていて、まだ食べたことが無い人も、食べず嫌いで敬遠していたというのが実情だったのだ。

馬肉の方も、長野以北の東北各県と九州の熊本県では食べられているのだが、北海道では入植世代の祖父母の出身県によって差が激しい。馬肉を食べる文化がない所から北海道に来た家庭は馬肉を食べないからだ。

両方の肉とも生産量が多いのに、地元で消費されていないのはモッタイナイことである。

これまでにも正攻法で鹿肉料理や馬肉料理を普及させようという動きはあったが、なかなかうまくいっていなかったのが実情であった。

そこで、攻略法を変えて、シャレの感覚で、とにかく一度は口に入れてもらう作戦としてこの「馬鹿(うまか)もん」を考え出したのだ。

一度でも口にしてもらえば、美味しい肉だから、後は自然に一人歩きしていってくれると信じている。

消費量が増えれば値段も下がるだろうし、身近な食材にもなるだろう。そうなれば、馬肉単体、エゾ鹿肉単体でも消費量が増えていくことになる。

何にせよ、今日、四月馬鹿の日に「馬鹿(うまか)もん」がデビューした。

札幌では、第二号認定店として、札幌市中央区北1条西2丁目 札幌時計台ビル地階の「順香(しゅんしゃん)」(011−233−1898)という中華料理店で「馬鹿餃子」を提供してくれる。今後は北海道中の飲食店から応募を募って認定店を増やしていく。

皆で育ててくれたら嬉しい。