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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-04-25-Sunday 忙しい土曜日①

24日の土曜日は朝から忙しい一日であった。

午前10:00〜11:30まで、「馬鹿(うまか)もん」の件で地元のフリーペーパーの取材を受けた。こういうものは何度も取材を繰り返し受けて、何度も話している内に、しゃべり方がまとまって来るし、自分の考え方を他人に伝え易くなってくるものだ。しかも無料で宣伝してくれるのだから有難いことである。

「馬鹿(うまか)もん」は単なる「言葉あそび」だけで馬肉・エゾ鹿肉の消費を増やそうと目論んだのではない。「北の屋台」でも経験したことだが、消費者自らが宣伝マンになってくれるような「口コミ」方策が有効だと考えたからなのだ。「口コミ」で伝播していくには、ストーリー性や蘊蓄(うんちく)は必要不可欠なのだ。

「ネェ〜、ネェ〜馬鹿(うまか)もんって知ってる?」「エ〜ッ、貴方まだ知らないの!?」「馬肉と鹿肉を使った料理で・・・」とか、「馬肉はヘルシーで・・・」「鹿肉はフランス料理ではジビエと・・・」とかの話題が人々の口々に行き交うようになって初めて認識が深まるのだ。誰か他人に言いたくなるような秘話があると尚更良いのである。

だから、作る方の食の職人も、ただ単に馬肉と鹿肉をミックスした料理を提供するだけでは不足なのだ。話題の元になるようなタネを一緒に提供しなければならないのだ。

例えば、馬肉と鹿肉の違い(色・食感など)を際立たせる料理を考えたり、作り方に一工夫して蘊蓄を深めたりする必要があるのだ。

ライバルとしてカレーライスやハンバーグなどの一般的に知られた料理と価格競争をしてはいけないのである。ところが、えてして職人は商売が不得手で、値段が安くなければ食べてもらえないと安易に考えて、安く提供するために、ミンチ肉の料理を考えてしまいがちなのだ。

量を売ることより、話題を売ることに徹してもらいたいのだが、なかなかそこが難しいようである。

人々の食文化を変えようというのだから一朝一夕に出来る訳はないのであって、じっくりとやっていきたいと考えている。

幸いにもメディアの受けは良好なので、少しずつ知名度を上げていく作戦をとりたいと思っている。今後の「馬鹿(うまか)もん」の展開を見守って欲しい。