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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-04-30-Friday 馬鹿(うまか)もん

テレビ局のUHBの取材を受けた。

UHBは北海道のフジテレビ系列のテレビ局である。ディレクターが私のブログを読んだのか、ばんえい競馬と馬鹿(うまか)もんとのコラボレーションのような絵面を撮りたいのかもしれない。

私の会社に来て、私のマジックを演じている場面を撮影した後で、北の屋台の設立当初の話から、「観光カリスマ」の認定の話、馬鹿(うまか)もんに至るまでのインタヴューを受けた。

いよいよ核心の、ばんえい競馬の振興策として、馬鹿(うまか)もんとのコラボの可能性に話が及んだが、2日前のこのブログに書いた通りの内容を話した。

今朝ほど、私のブログを読んでくれた人達から、いくつか感想のメールが入ったが、多くの人は「ギャンブルが嫌いだ」ということが判った。

「ばんえい競馬はしょせんギャンブルだ。税金を使ってまで救済する必要は感じない。」という意見が圧倒的に多かったのである。

確かに、私もギャンブルは嫌いで、ばんえい競馬はおろか中央競馬もやったことがないし、パチンコもやらない。

ばんえい競馬をギャンブルとだけ捉えてしまえば、多くの市民感情としては、ばんえい競馬の未来は暗いように感じる。

ばんえい競馬を救う道は「馬文化」もしくは「馬肉食文化」としてばんえい競馬を捉えるしかない様に感じたのだが、テレビカメラを前に自説を話しながら、やはり、問題は「競馬関係者が馬肉を食べることに対する抵抗感」にあるのじゃないかなぁ〜とも感じながら話したのだ。

話し終えたら、プロデューサーが、馬鹿もんを食べる場面を撮りたいというので「センナリ」で食べながら撮ることになったが、ばんえい競馬の帯広単独開催になった時に奮闘したTさんと会話をしながら食べてもらいたいという注文である。Tさんには了解を得ていて、しかも彼女は馬肉を食べることには抵抗感が無いとも言っていたので、それならと一緒に撮ることになったのである。

Tさんには初めて会ったが、気さくな方で、芯にはばんえい競馬を何とかしたいという気概があることが伝わってくる。

話もはずんで、センナリが2・3日前に開発した新メニューの「(改良版)馬鹿(うまか)ライス」と「馬鹿(うまか)ステーキ」を食べた。

以前のメニューはミンチ肉だったので、せっかくの、馬肉と鹿肉の肉の違いが判らなかったので、改良するように進言しておいたのである。やはり、肉の色、形、食感の違いを目と鼻と舌で味わい分ける必要があると感じたのだ。案の定、新メニューに代えてからはとても客の評判が良くなったとのことである。

Tさんも美味しい、美味しいと食べてくれたが、その場面をテレビで撮影して大丈夫なのだろうかと少々心配になった。

競馬関係者の中には馬肉を食べることにものすごい抵抗感を持っている人が居ると聞いていたから、彼女が競馬界の代表みたいに扱われて、馬肉を食べるところをテレビで放送されたら、彼女の立場が悪くなってしまう可能性も考えられるからだ。

彼女も平気だと言って撮影されていたが、どうなるだろうか?

私も「馬鹿(うまか)ステーキ」を食べてみて、改めて素材の素晴らしさを再確認した。とにかく美味しい肉である。

私も食べ物に関しては「好き嫌い」が激しい方だから、「これを食べろ!」と強制されれば、余計に反発してかえって食べなくなってしまう。やはり、食べ物は自発的に食べるような仕掛けをしなければいけないだろう。食べてもらえさえすれば、美味しいことが理解してもらえると確信している。

競馬関係者にも理屈だけでは、反発される危険性があるから、反発される前に一度馬鹿(うまか)もんについて説明しておく必要があるかもしれないなぁ。