今日はばんえい競馬場での撮影をしたいとの注文である。
「北の屋台」の時にもテレビ・雑誌・新聞等に出過ぎたせいで、仲間に嫉妬(?)のような感情が芽生えた様に感じたので、「馬鹿(うまか)もん」では4月1日以降は、なるべく前面には立ちたくないと思っているのに・・・。
中途半端な有名人(?)というのは実に面倒な存在なのだ。顔も中途半端に知られているから、もちろん悪いことはできないし、恥ずかしいこともできないからだ。
ディレクターの注文で競馬場の色々な場所を回りながら撮影していった。ばんえい競馬場に来るのは4回目である。説明を聞きながら回ると結構知らないことが多くて新鮮な気持ちがした。
以前に来た時には、何で馬が途中で立ち止まるのか?と不審に思ったものだったが、説明を聞いてなるほどと判った。ラウンジという場所にも連れて行ってもらったが、綺麗でしゃれた雰囲気だし、こんな場所があったのかと感じた。
1階には家族連れや素人が多いが、2階は熟練者が多いという雰囲気だ。フワフワランドという大きな風船の乗り物などの催しをやっていたせいなのか、連休だからなのか、結構な数のお客さんが入っている。
ただ、時間消費をするには、食堂が学食みたいで、いまいちゆっくり食事をしようという雰囲気にはならない。
競馬の様子を見ていると、馬の進み具合に合わせて観客も一緒に走る姿が見受けられた。これは、中央競馬のスピード感とは決定的に違うところで面白い光景だ。
以前に開拓時代の馬の写真を見たことがあるが、馬の4〜5倍くらいの大きさの丸太を積んだソリを引っ張っている場面で、ものすごい迫力を感じたものだったが、ばんえい競馬が引っ張るソリは鉄製だし、重りを積んでいるから重いのだろうが、小さくこじんまりとしているので、引っ張っている馬よりもかなり小さく見える。この辺が、いまいち迫力不足に感じるところではないだろうか?
撮影が終了したので、せっかく来たのだから馬券でも購入してみようと思ったのだが、買い方が判らない。競馬を一度もやった事がない人間にとっては短勝式というのはまだ判るがその他はさっぱりだ。
ボランティアの人が教えてくれるというが、聞いてまで買いたいとは思わなかったので止めてしまった。
ド素人がもっと買いやすくする必要があるだろうと感じた。
「十勝村」という7月にオープンする商業施設を建築中だったが、ここで「馬鹿(うまか)もん」でも販売してくれたら良いのにと思ったが、果たして競馬関係者が許可するだろうか?
私は、勝手にばんえい競馬の未来は馬肉食にかかっていると感じているのだが・・・。