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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-06-03-Thursday 鳩山首相退陣

鳩山総理大臣が総理退陣した。

(この文章は2日の11:30に書いている)濁点の付く場所が問題だ!

イャァ〜、ブームというのは怖いものだ。

津波の様に波が襲ってきて、また、津波が引くようにゴッソリと何もかも持って去って行く。

去年の夏頃の民主党ブームも津波のごとくに凄まじかった。

その波に乗って、鳩山由紀夫が首相になったが、たったの8ヶ月しかもたなかった。自民党末期の首相達3人(安倍、福田、麻生)よりも短い期間だ。

先の総選挙で自民党が大敗し、復活の兆しさえ見えない体たらくの有り様なのだし、新しく出来た小党達も期待が薄いなかで、この退陣は鳩山首相の「自爆」以外の何物でもない。

自らの(異常に)軽い発言で、自らの首を(ただ)絞めただけにしか見えない。

特に今回の退陣の直接的原因になった「普天間基地問題」こそ完全な自爆だろう。

元々、普天間基地を辺野古周辺に移転させる計画は、自民党が進めてきた案だろうに・・・。自ら深い考えも、腹案も無しに「パンドラの匣」を安易に開けてしまった。

それを出来もしないのに「最低でも県外移設」だの「5月末までに結論を出す」だの「(腹案もないのに)腹案があります」だのと、民主党の閣僚たちでさえ無理だと思ったのか、いろいろと助け舟を出しているのに、鳩山首相だけが一切構わず、頑固に言い続けるから、こんな事になるのだ。

最近の雑誌には、鳩山由紀夫の精神分析特集が組まれるくらいに、彼の考え方や行動規範がどこにあるのか、国民も、いや国会議員や民主党の仲間でさせ判らない有り様だったのではないのか?

こんなお馬鹿なリーダーを担いじゃったら、下の者はバカバカしくてやってられなくなるだろう。

会見で「国民が聞く耳を持たなくなった」と言っていたが、そうさせたのはアンタ本人だろうと思わずテレビに向かってツッコンでしまった。

結局、鳩山由紀夫は首相の器ではなかったということだ。

何だか会見では、「俺は、誰も辞めさせられない小沢幹事長を道連れに辞めるんだぞ!」みたいな感じが伝わってきたが・・・。

小沢一郎もこのままの辞め方なら政治生命が断たれてしまうから、このまま大人しく辞めることはないだろうと思う。もし今、辞めたら検察にやられてしまうと思っているだろう。

それにしても、小沢という人物は、選挙は上手いのかもしれないが、政治の運営は下手くそ極まる。小沢が担いだ、細川も羽田も鳩山も全てが超短命内閣で終わっている。その原因を作っているのが小沢本人なのだから、小沢という人物は鳩山由紀夫以上に政治に向いていないのかもしれない。

だが、まだ自ら代表選挙に自ら立つ可能性だってゼロではないと思う。

候補に挙がっている菅直人も首相の器ではないと感じる。

民主党の議員連中が次の参院選目当てでの、今回の退陣だろうことは、国民はすでに見透かしている。国民だっていくらなんでもそこまで馬鹿ではないだろう。首相が変わるくらいで政治が変わるのだろうか?

日本の政治はこれから一体どうなるのだろう?