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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-06-13-Sunday マイヒストリー11

1998年はいよいよ青年会議所(JC)を卒業する年になった。

私は1987年の入会だから12年間在籍したのである。

私は十勝環境ラボラトリーの仕事が忙しかったので、最後の年のJC活動はのんびりとやらせてもらおうと考えていて、役職は監事にでもなるつもりでいたが、JCをすでに卒業していたTKLの副会長のT氏が「坂本はアカデミー委員長をやれ!」と言うのだ。アカデミー委員会は新入会員を教育する委員会だから結構忙しくなるが、新入会員をTKLのメンバーに入れて活動を充実させろというご命令なのだ。

現在の90名以下という会員数が少ないJCなら考えられないことだろうが、当時のJCには170名以上の会員がいて、卒業までに委員長を経験することなく卒業するメンバーも居た。そんな中で在籍年数が長いとはいえ、委員長を3回〈都市環境(91)・国際環境大学構想推進特別(96)・アカデミー(98)〉も経験させてもらったのはありがたいことである。

97年の年末にはアカデミー委員会の副委員長とも打ち合わせをして計画を立てていたが、正月そうそうにその副委員長の一人が急死してしまったのだ。滑り出しから波乱続きの委員会運営であった。

氷まつりの雪の迷路造りをアカデミー委員会で造れという三役会の決定に抵抗したが、最後には副委員長3人が「なんとかするから引き受けましょう」と折れて引き受けることになった。

例年ならアカデミー委員会の新入会員が作業をするのだが、この年はアカデミーの所属はそれぞれの委員会に入ることになっており、昼間の作業に関われるのは委員長と3人の副委員長の合計4人しかいないのである。この4人でどうやって造れと言うのか?物理的にどう考えても無理な注文なのだ。

3人の副委員長は職業柄、ユンボやブルドーザーを操作できるが、私は全く出来ないから、戦力にはならない。しかも、TKLの公開講座の仕事も重なって、3人の副委員長には大変な苦労をかけることになってしまった。何とかかんとか氷まつりは終わったが、その後もアカデミー委員会の運営はあまり上手く出来なかった。史上最低のアカデミー委員長というありがたくない評価を受けることになったのだ。

98年のTKLの公開講座に招聘した講師は、1月:横倉恒雄(医師)、2月:山本哲士(信州大学教授)、3月:北矢行男(多摩大学教授)、3月:桜井淑敏(元ホンダF1総監督)、4月:小松弘(埼玉大学助教授)、5月:中野益男(帯広畜産大学教授)、6月:高垣主一(アートプロデューサー)、7月:小松義夫(写真家)、8月:倉田直道(都市建築研究所所長)、9月:村上康成(イラストレーター)、10月:橋爪紳也(京都精華大学助教授)、11月:夢枕獏(作家)、12月:秋山裕史(環境デザイン研究所長)と大学教授だけではない多彩な人たちであった。

4月1日には2年間掛けて調査・研究した「帯広中心市街TMO提言書」を発行し、砂川市長に提出し、商工会議所ではプレゼンまでおこなったが、まったく相手にしてもらえなかった。近年、この提言書が再び注目されているが、12年前にしてはコンパクトシティとかパーク&ライドとか電気自動車とか内要が少し早過ぎたのかもしれない。

しかし、98年4月3日から商工会議所と帯広市とで帯広市の中心街活性化のプロジェクトが始まって、私もそのメンバーに選出され参加することになった。帯広市としては、TMO(タウン・マネジメント・オーガナイゼーション)の指定を受けて、中心街活性化を進めたい意向であった。4月1日にTKLが発表した「帯広中心市街TMO提言書」が高い評価を受けたが採用されなかったことが影響している人選だったのだろう。

しかし、このことが後の「北の屋台」事業へと繋がっていくのであるから人生は不思議なものである。

「場所カープロジェクト」では電気自動車の実物を市民に見せようと、98年の平原まつりには、車をシャットアウトした平原通りにEV5とハイパーミニの2台を東京の日産本社から帯広に持ち込んで走らせたりもしたのだったが・・・。

このプロジェクトは日産側の都合で98年に突如休止になった。一緒に協働していた日産自動車の社員の方が、全員リストラされてしまった為である。

今日の、エコカーブームを見たら、まことにモッタイナイことをしたと思う。あのままこの事業が継続されていたら・・・。

知り合いのマジシャンから誘われて、11月11〜17日までアメリカのラスベガス・ロサンジェルスに行ってきた。

ラスベガスではマジックショーのはしご、ロサンジェルスでは、憧れの「マジックキャッスル」に行けたのである。まさにマジック漬けの海外旅行である。「マジックキャッスル」は完全会員制のマジッククラブで会員同半でなければ入場できないのだ。

高校生の時にテレビ番組でその存在を知ってから、ず〜っと行きたかったところなのである。ようやく夢が叶ってとても嬉しかった。(つづく)