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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-06-23-Wednesday キャンディード

20日は娘と帝国劇場で上演中のミュージカル

「キャンディード」を観てきた。

私はもともと、ミュージカルや演劇や寄席が大好きで学生時代からお金と暇さえあれば(学生時代はお金が無くて暇ばかりだったが・・・)観に行っていたものだ。やはり生のものは臨場感が素晴らしい。

次女も私の血を引いたらしく、高校生の時に演劇に目覚めて、函館市の市民劇にオーデションを受けて出演したりもしたのだ。

以来、ステージ上でスポットライトを浴びる快感を覚えてしまったようで、未だにチャンスがあればそういう道に進みたいとの希望を持っているようなのだ。

私も一人で観るよりも何人かと一緒に観た方が話題が共有できるので、なるべく上京する際には娘と一緒に観るようにしている。

今回の「キャンディード」には、私のマジックの師匠である故ジミー忍師の長男の駒田一さんが出演しているので、奥さんのマコママに連絡して一さん経由でチケットを手配してもらったのである。

出演者に手配してもらうととても良い席を取ってくれるのでありがたいのだが、今回はお願いしたのが直前だったのと、人気がある演目なのでチケットがなかなか取れなくて、2階席2列目の中央の席を取ってくれたのだった。

2階席で観るのは初めてであったが、2階席もなかなか良いものであった。いつもは一階席の前の方の席なので、舞台上の凝った小道具や仕掛けなどが見ずらいのだが、今回はバッチリ良いアングルから観ることが出来たのである。

とくにこのキャンディードの演出は、舞台そのものや小道具の使い方が変わっていたので特に面白く観ることができた。むしろ1階席で観るよりも2階席で観る方がこのミュージカルには合っているのかもしれない。

駒田一さんはカカンボ役で出演しているが、彼はミュージカル俳優としては準主役級で色々な作品に出まくっている感じだ。知り合いにこういう人が居るのは嬉しいことである。

今回のキャンディードはジョン・ケアード版の演出ものでヴォルテール原作の小説にレナード・バーンスタインが曲を付けたミュージカルである。

物語はそんな都合の良いことが・・・というハチャメチャな感じだったが、展開が速くて、ユーモアもたっぷりで演出にもマジックの要素があったりして斬新で面白かった。

終演後にマコママと娘と一緒に楽屋を訪ねた。楽屋入口にすでにファンの人達が列を作って待っているが、こちらはマコママの顔パスで、駒田一の身内ということで、名前の記帳をすることもなくス〜ッと入って行けるのだ。この楽屋を訪ねるという行為がなかなか優越感が感じられてよいのである。

一さんは次のミュージカルの練習があるので忙しかったが、娘も以前に楽屋を訪ねたことがあったので、顔を覚えておいてくれて、一緒に写真を撮ったりもした。楽屋にはその他にも有名な俳優がいるから時間があったらサインでもネダルところなのだが・・・。

こちらも帰りの飛行機の時間が迫っているのでのんびりはできない。ここが辛いところである。

今回の上京は楽しいことばかりであった。

晴れ男の面目を保って暑過ぎるくらいの天気であったが、東京は遊びに行くところで暮らすところではないとつくづく感じたのであった。