帰宅して玄関ドアを開けた途端に動物園の様な臭いがプ〜ンと漂ってくる。
我が家では14年前から、ラブラドール・レトリバーの白っぽいオスのサニー君と、黒のメスのバニーちゃんの2頭の犬を家の中で飼っているのだ。
庭には立派な犬小屋を作ってあるのだが、飼ってすぐの冬に寒そうで可哀想と子供たちが2頭の犬を家の中に入れてしまったら、もう犬小屋には二度と戻らなくなってしまった。犬も一旦贅沢を覚えると、もう後戻りが出来なくなるらしい。以来ずっと犬小屋は物置になってしまっている。
サニー君の方は去年の5月20日に13歳で死んでしまったが、同じ歳のバニーちゃんは未だに元気だ。
病気ひとつしたことのないサニー君は、後ろ脚が悪くなるとあっけなく1か月ほどで死んでしまったが、バニーちゃんの方は子宮筋腫やら腫瘍やら肝臓病など獣医に掛かり切りで手術ばかりしているのに、いまだに元気にはね回っている。
人間と同じで、連れ合いを亡くすとメスの方が長生きするのかしらん。
それとも無病息災ならぬ、一病息災なのかもしれない。
サニー君の方は臭わない犬であったが、バニーちゃんは昔から体臭がとてもキツイ犬であった。
最近、その臭いが益々強くなっているように感じるのは犬にも「加齢臭」というものがあるのだろうか?
このところの蒸し暑さが追い打ちを掛けるようで、家中が臭くって、具合が悪くなる。
お風呂に入れる頻度を高めても、入れた翌日には、もう臭くなるのだからお手上げだ。
バニーちゃんのベッドと化した居間のソファーは、臭いが染み付いてとても人間が座れる状態ではない。かといって買い替えても同じことだから、そのままにしているのだ。
これからは暑い季節だ。
我が家はこれから一体どんな状態になるのだろうか?