土曜日は午前中から激しい雨が降っていたので、ゴルフにも行かずに家でゴロゴロしていたら、妻が映画を見に行きたいと言う。それもディズニー&ピクサーズの「トイストーリー3」である。
帯広のシネコンは、まだ3D対応になっていない。
「アバター」以来、映画は3Dの新時代に入ったというのに、儲かっていないからなのか、帯広は未だ3Dに対応していないのだ。しかも帯広では「トイストーリー3」は「吹き替え版」しかないのである。
今月私は東京での講演予定が入っているので、「トイストーリー3」は東京の映画館で3Dで見ようと思っていた。
その旨を妻に伝えたら途端に不機嫌になった。
「貴方は自分だけ3D映画で見ようというの!?」「50歳夫婦割引なら一人1000円で見られるのに、私一人で1800円払ってアニメを見に行けと言うの!」と言われてはとても東京で一人で3Dで見ることはできなくなってしまったのだ。
今日が封切りだから、きっと子供連れで混むだろうからと、午後6時40分上映のチケットを、午前中に映画館に出向いて購入しておいて、そのまま昼食を食べに行くことにした。
朝のテレビでケンタッキーフライドチキンの40周年の売り出しのCMを見たら、食べたくなったのだ。
西にあるショッピングセンターで夕食の買い物と、ゴルフ用品を購入してから、宝くじ売り場で宝くじを購入し、KFCで昼食を食べた。
ショッピングセンターの駐車場に車を停めたままだったので、KFCからは100mほどの距離がある。外は雨が激しく降っているが傘は持っていない。
KFCの出口から私が駐車場の車に向かって走り出した瞬間に妻が「車のキーは?」と後ろから大きな声を出した。
外に飛び出した私が、ズボンのポケットを探るとキーが入っていないことに気が付き、慌てて入り口に戻った。
妻がハンドバックからキーを出す。
受け取った私が再度走って車に向かいながら、後ろをチラッと振り返ると妻はKFCの入り口に立ったままだ。
私は咄嗟に「あぁ〜これはここまで車を持って来い!濡れるのは貴方だけで十分!」ということなのだなぁ〜と判断して、急いで車まで走り、ドアを開けてエンジンを掛け、車を発進してKFCの入り口まで車を運んだのだ。なんて俺は優しい旦那さんなのだろうと自画自賛しながら・・・、何とそのKFCの場に妻が居ないのだ!
辺りをキョロキョロ見回したら、妻が駐車場の方から走って来るではないか!一体どうしたというのだろう!
妻が、車のドアを開けて乗り込んで来て「何で、私が車に乗り込もうとしているのに車を発進させるのよ!」と怒っているのである。
「エ〜ッ、だって俺にキーを渡した後にKFCの入り口で待っていたじゃない」と私が言うと、「貴方が車のキーを解除した頃に到着するように時間差で出たのよ!少しでも濡れない様に!」と訳の判らないことを言う。
私はてっきり、いつものように私に車を持って来いということなのかと思ったのだ。普段の行いと異なることをするから、倍も濡れることになったのだ・・・・・・・・・・・。
帰宅してから、夕食を作らされた私は、美味しい夕食を作ったのであった・・・。
食後に映画に行った。
トイストーリー3は、大人が見ても面白い!
私も何度か声を出して笑ってしまった。
子供としての楽しみ方、学生としての楽しみ方、大人としての楽しみ方の出来る、ハラハラ、ドキドキ感もシットリ、シンミリ感も感じられる作りになっている。
何年か前に初めて、ピクサーズのフルCGアニメーションを見た時には、とても画面に違和感があったが、私が慣れてきたのか、技術が進んだのか、違和感を感じること無く見ることが出来た。
ストーリーを詳しく書くと、まだ見ていない人が、面白くなくなってしまうので・・・、最後の方で、悪役の扱い方が、日本人とアメリカ人とでは違うなぁ〜と感じたが・・・。
3Dで見たらどんな感じになるのだろうか?
妻に内緒で東京で一人でも見てやるぞ!ヘッヘッヘッ〜!