北海道の日高山脈のヌカビラ岳で12人の登山パーティから救助要請があったとのニュースだ。
最近、この種の山岳事故が多過ぎないか?
昨日書いた、埼玉県秩父のヘリコプター墜落事故も山岳救助中の事故であった。
今回のヌカビラ岳の近くのトムラウシ岳では、丁度1年前に中高年の登山者の山岳事故があって、ついこの間慰霊祭が行われたばかりだというのに・・・。
このヌカビラ岳も12人の内8人が50〜60歳台の中高年の客で、4人の山岳ツアー会社のガイドが付いていたというが・・・。
このツアー会社はまるで先のトムラウシ岳の教訓を生かしていない。
なにせ、登山口にあるゲートが通行止めで鍵で閉鎖されていたというのに、札幌で購入した合鍵で開けて無断で入ったというのだ。
通常、このゲートを通るには事前に申請が必要で、申請して鍵を受け取るシステムになっているとのこと。このゲートは27日から危険の為、通行禁止にしていたという。
中高年の定年退職してから趣味でハイキングを始めたような素人を連れて、このような行為をするとは、生命を何と軽視している会社であろうか。このような危機管理能力が著しく欠如している会社には、今回の救助に掛かった経費を全額請求するべきだ。
自然の恐ろしさをまるで理解していない会社が山岳ツアー会社をやっているなんてとても信じられないことだ。