近く収監され、失職することになった(この文章は8日の夜に書いている)。最高裁が上告を棄却したので、懲役2年、追徴金1100万円の実刑が確定するという。
感想は、随分と長くか掛かったなぁ〜に尽きる。
でも、それにしても何故、この時期なんだろう?何かきな臭いものを感じるなぁ〜。
2002年に逮捕、起訴され、参議院選挙で落選、05年の衆院選で「新党大地」を旗揚げして当選した。昨年9月の政権交代から衆院外務委員長を務めていた。
今回の事件のもとになったヤマリンの社長も良く知っている人物だけに、どちらが偽りを言っているのかは私なりには判断できるつもりだ。
鈴木宗男という人物が十勝の足寄町から出たというのが、何とも複雑な気分にさせる。
我が地域の北海道11区では、中川昭一が昨年の落選後すぐに亡くなった。新しく代議士に当選した鈴木宗男と同じ足寄町出身の石川知裕は、小沢一郎の政治資金の疑惑で逮捕され、民主党を離党した。そして今度は比例代表で当選した鈴木宗男の失職だ。
十勝の政治家は一体何のだろう?
おそらく、日本国民の大多数がそう思っているのではないだろうかと思う。
十勝という地域は、そういう地域だと思われてしまうのではないだろうかと危惧しているのだ。イメージが悪くなってしまいかねない。
中川昭一と石川知裕の二人とは一対一で会って話をしたことがあるが、鈴木宗男とは直接会って話をしたことはまだない。幸か不幸か、複数でも面と向かって話をしたことがない。だから、直接にどういう人物なのかは判らないが・・・。
先日、私が出演したHTBの「朝まで生討論」というテレビ番組に鈴木宗男が出演する予定であったらしいのだが、ドタキャンされたとのことだから貴重な同席のチャンスを逃したのかも・・・。
でも、テレビなどの画面を通してみる限りでは、私の最も苦手なタイプの人物であろうことは確かだろう。
落ち着きがなくて、セカセカした話し方をする人間とは性格的に合わないし、どうもユッタリと話すことができないのだ。
このブログを書いている内に、私が大学生の時に、私の父に掛かってきた鈴木宗男(当時は中川一郎の秘書)からの電話のことを思い出した。
当時、父は田本憲吾帯広市長選対の婦人部長をやっていたが、鈴木宗男に対して何か気に入らない言動をしたのだろうと推察する。1時間以上もクドクドと父を非難し続けたダミ声が、受話器から聞こえるほど大きかったのを覚えている。当時、鈴木宗男なる人物のことは知る由もなかったが、父が、何様のつもりだと憤慨していたのはハッキリと覚えている。まともな人間なら、もう相手にするのも面倒くさくなるほどに執拗にギャーギャーと吠え、喚き立てて、呆れさせる。
気に入らない人間に対しては、中川一郎という虎の衣を借りたキツネのごとくに大柄に且つ執拗に振舞ったのだろう。
彼のギャーギャーとうるさい態度は、どうしても好きになれない人物であった。
今回の刑の執行で、2年間の懲役終了後も5年間は選挙に立候補できなくなる。
これで少しは十勝の政治状況に変化が出るのであろうか?
政治家に限らず、人間はすべからく「李下に冠を正さず」でいた方が良い。