ゴルフコンペ「じゃがいも」の今期第5戦目の大会が、正午から帯広カントリークラブ新嵐山コースで開催され、参加してきた。
前日の夜から降り続ける雨が午前中まで止まない。
雨が降ったら嫌だ!
風が強い日は嫌いだ!
暑過ぎる日も嫌いだ!
という超我儘なゴルファーだから、このまま雨が降り続くようなら今日も行くのをドタキャンしようかと思案して、天気予報を見たら、午後からは晴れの予報だったので行くことにしたのだ。
帯広カントリークラブは昭和39年にオープンした十勝で一番古いゴルフ場で。「帯広」という名前が付いてはいるが、存在する場所は隣町の芽室町である。自動車で帯広市内から交通法規を順法で走行すれば40分掛かる距離にある。
10〜15分で行ける、帯広国際カントリーや十勝カントリーから比べるととても遠くにあるように感じて(東京の人に言わせると40分でも近いと言うが)年間2〜3回程度しか行かない。それもコンペに参加するだけでプライベートで行くことがないコースだ。
それが、今年はゴルフの回数が去年の半分以下なのに今日で6回目である。
この帯広カントリーは嵐山という低い山の麓にあるし、古いコースだから、地形をいじっていないので、平らな場所がまるでない高低差もかなりある難しいコースだ。おまけにグリーンの芝目がきつくて、傾斜よりも芝目の方が勝って傾斜を逆に昇っていく場所があるのが厄介なのである。
この日は、身体の切れがまったくなく、フェードボール(やや右に曲がる球)が持ち球の私がドがつくスライスボール(極端に右に曲がる球)ばかり出てしまう。
水はけが悪いコースでもあるから、昨日からの雨でコースのあちこちに水溜りが出来ていたり、地面が柔らかくなっている。こんな日に右曲がりの球は地面に突き刺さってしまい距離が稼げないのだ。
自分ではベタピンに寄せたつもりのナイスショットがグリーン手前で地面に突き刺さってショートするのはかなりガッカリする。
イライラしてくると、その内にパットも入らなくなって、今期最悪のスコアでアウト42・イン47の89打であった。90を叩かなかったのはまだしも、かなりイライラしたゴルフであった。
表彰式も21位で飛び賞すらも当たらずにガッカリしていたら、最後に「じゃがいも賞」という景品が当たらなかった人の中から抽選で1名に1万円の商品券が当たるという賞が当たったのだ。
優勝商品が1万円の商品券なのだ。しかも優勝者は寄付をしなければならない決まりだから、「じゃがいも賞」はこの日の最高の景品が当たったことになる。何が幸いするか分からない世の中だ。
だが、書くまでもなく、商品券は妻に持っていかれた。