橋爪紳也さんとは、1996年に作った「十勝環境ラボラトリー(TKL)」からの14年来の付き合いである。
観光の戦略的な研究をされている方で、マジックへの関心も持っておられることから、特に気が合って家族ぐるみの付き合いをさせてもらっている。
情報発信力のある方なので、北の屋台の時には大いに宣伝をしてもらった。奥様も十勝を気に入ってくれているので、これからの十勝の観光情報の発信にも協力してもらおうと思っているのだ。
飛行機の故障で予定が狂ってしまったので、当初予定していた18時からの講演会は翌日に順延した。19:30帯広空港着の便で奥様同伴で来られたので、この日は私が発案したご当地グルメの「馬鹿(うまか)もん」を食べてもらおうと「タベルナ・センナリ」に連れて行った。私らも夫婦同伴である。
TKLで一緒に活動していた後藤健市君が珍しく帯広に居たので呼び出して5人で飲んだ。
その後、北の屋台、十勝乃長屋を見てから、北の屋台卒業の「らくれっと」に入り、明日の予定を打ち合わせてホテルに送った。
今日は、朝9時にホテルに迎えに行って、まずは糠平を抜けて三国峠まで行った。私は三国峠からの景色は日本では他には見られない雄大な景色だと思っている。紅葉にはまだチョット早くて残念だったが、奥様は感動してくれた。
糠平から幌鹿峠を抜けて然別湖を抜けて、鹿追町の「しかめん」で鹿追蕎麦を食べて、新得のベアーマウンテンに行き、新得の共働学舎のミンテルでコーヒーとケーキを食べて、そこから帯広のホテルに送った。走行距離は実に272キロである。十勝の北端と西端を見てもらったことになる。
18時から坂本ビルで講演会を行ったが、直前に日程変更をした為に客は40名ほどであった。もっと多くの人に聞かせたい話であったが仕方があるまい。
講演内容は、橋爪さんが実際にプロデュースしている大阪府の事業の紹介やヨーロッパを中心とした新しいイベントの紹介やその考え方の解説である。
一言で言えば「目的のないイベントはダメだ。イベントは目的を達成する為の手段にすぎない。目的と手段をシッカリと分けて考える必要がある。」ということである。これには私もまったく同感で、この点を特に帯広のまちづくりに携わっている方々に聞いてもらいたかったのである。
講演終了後に奥様も合流して夫婦2組4人と後藤くんとで「ばんえい競馬」に行った。かろうじてこの日の第11レースと最終の12レースには間に合ったので賭けて応援した。
残念ながら誰も当たらなかったが、その後「とかち村」で食事をしようと思ったのだが・・・。
もう、20:40にはほとんどの店が閉店しているのだ。わずかにピザの店と焼き鳥の店だけが営業していただけだ。
外で食べるのは寒かったので、中のフリーのテーブルで我々だけが寂しくピザと焼き鳥を食べていた。
客が来ないから早く閉めるのか?、早く店が閉まるから客が立ち寄らないのか?
どちらが先なのかは知らないが、まだオープンしたてなのに、これではいけない。
競馬が終わった後に、とかち村でお金を落としてもらう工夫をしなければとかち村を作った意味が無くなる。
もう少し、入居したテナントも辛抱して22時くらいまでは営業しなければ土曜日の夜にこれではダメだよ!
昼間に270キロも運転したので疲れたし、橋爪さんもホテルに戻りたいと言うから、この日はここで終了して帰宅をした。