日本人の北海道大学の名誉教授の鈴木章さんとアメリカのパデュー大学特別教授の根岸英一さんがノーベル化学賞を受賞したというニュースが流れた。(化学賞はもう一人アメリカのR・ヘックさんも受賞)
ここ最近、嬉しいニュースが少なかっただけにまずは目出度い。
受賞理由は「有機合成におけるパラジウム触媒を用いたクロスカップリング」というらしいが、文系頭脳でしかない私には、まったくチンプンカンプンだが、とにかく目出度いことにかわりはない。
鈴木さんは、シシャモで有名な鵡川町の出身で、理髪店を営んでいた父親が13歳の時に病気で亡くなって、母親が洋服の行商をしながら女で一つで子供たちを育てたという、旧制苫小牧中学校(現苫小牧東高校)から現役で北海道大学に合格したが、すぐに1年間休学して、鵡川町内の小学校で講師を務め、学費・生活費を稼いでから復学したというエピソードがあるという。6人兄弟の長男ということで、今朝のテレビでは、鵡川のとてもユニークな弟さん夫婦が出演されていた。
先日、つくば大学を訪問した際に、つくば大学関係者のノーベル賞受賞者の展示物が飾ってある部屋を見学したが、いずれも東大や京大の卒業生で、つくばで教鞭を取ったという縁で展示していた。
北海道出身者として、北海道の大学の教授として初めてのノーベル賞受賞者ということだから、これで北海道に元気が出れば尚嬉しいことだ。
特に北大は嬉しいだろうなぁ〜。