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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-10-15-Friday 国会答弁

昨日のテレビニュースを見ていて笑っちゃったネ!

国会の参院予算委員会での自民党の山本一太議員が菅首相に対して「ノーベル平和賞を受賞した劉暁波の釈放をアメリカのオバマ大統領は求めているが、日本の政府として中国政府に求めないのか・・・」という質問だか意見だか判らないものに対して「劉氏が釈放されることが望ましい」と答えたことに、しつこく喰って掛かった場面や、同じく山本参院議員が新聞記事に載っている内容が正しいかどうかを質問して、それに仙谷官房長官が「新聞記事を確認する質問なんて聞いたことがない。最も拙劣な質問方法で、私はそれだけはやらないように1年生議員の時から教育されてきた」と返した言葉に、頭に来た山本議員が「民主党だって野党時代にさんざんやってきた手法だろう」と喰って掛かっていた。

何とも程度が低い質問だし、国会でやることなのかね〜。

何とか変な言質を取って、政府を窮地に陥れようという魂胆なのだろうけど、そんなことをして何になるのだろう。

ましてや、劉氏の問題で変な言質を取ったら、中国がまた過剰反応するだけだろうに、と思ったら、案の定、中国は早速に過剰に反応して来たが・・・。

国際的に中国の人権問題に対するアピールを行って、世界的に中国を責めるつもりならまだしも、自国の政府を窮地に陥れる為に行うのなら、国賊もののやり方だ。日本に取ってなんの利益にもならないばかりではなく。ますます、中国に対する弱腰外交を世界に印象付けることになってしまうだけだろう。

民主党のやり方が良いと言っている訳ではない。日本人同士がクダラナイ喧嘩を国会と云う神聖な(?)場所でおこなって、しかも国益を損ねるだけのようなやり方が気に入らないと言っているのだ。もう少し、国際的な戦略を持ってやらなければ、意味がないだろう。

こういう偽善的な仮面を付けた質問の仕方は見ていて腹立たしい。

結局、国会議員は自分のことしか考えていないのだということを世間に曝しただけである。

しかし、それにしても仙谷官房長官は弁護士出身だけに答弁が巧みだ。実に厭らしい答弁の仕方である。それによっぽど自分の答弁に自信があるのだろう。相手が指名している人に発言させないで、自分が積極的に出ていってしゃべっている。これも下手な言質を取られない為なんだろうが、結局、菅直人にしゃべらせたら余計な発言をしてしまうと見下している証拠だろう。

ここまでのでしゃばり過ぎはチョット問題だなぁ〜。