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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-11-07-Sunday 講演を聴きに

プロゴルファー石川遼の父である

石川勝美氏の講演を聴きに5日釧路まで行った。

道東の4信金の共同開催の行事であるので真ん中の釧路が会場になったのだろうと思う。

帯広からは信金が大型バス2台をしたてて、50名くらいの人が行ったし、単独で自動車を運転して行っている人もかなりいた。

12:00に帯広駅前のとかちプラザをスタート、バスの中でお弁当とお茶が出される。バス代も弁当代も無料だ。

帯広信用金庫のゴルフの会「信友会」の最終例会の時に、この講演会の案内があった。信金の説明ではゴルフに関係する話なので、「信友会」のメンバーにはぜひとも多数参加して欲しいとのこと。

私も全国各地を「北の屋台」で講演して歩いている身であるから、他の人がどのような講演をしているかは興味がある。

普段から機会があれば、勉強の為に聴くように努めているし、ましてや、今回はあの素直で謙虚で精神的な強靭さを持った、石川遼を育てた父親である。週刊誌などにも何度か登場した有名な父親だから聴いてみようかなと思ったのだ。

釧路まで自分で自動車を運転してまで聴きたいというほどではないが、無料のバスで送迎してくれるならまぁ良いかと思い参加したのであった。

さすが、今をトキメク石川遼の父親である道東各市から集まった1000名ほどの観客がいたように思う。

講演は15:00〜16:30の90分間である。やはり、講演時間としては90分というのが相場なのだろう。1時間では短いし、2時間では話すことがなくなる可能性もある。

今回は奥さんのユキコ(漢字が判らない)さんと一緒に来道したと紹介し、最初に奥さんが舞台に登場して挨拶した。奥さんはだいぶ若そうな感じである。奥さんは3〜4分は話したろうか?いきなりの指名でこれだけ話せるのは大した度胸であるなぁと感心した。

奥さんを先にしゃべらせて、前座をさせてから旦那が話し始めた。声は低くソフトで聞き易い声である。道東に来るのは新婚旅行に自動車で来て以来だとのこと。

その辺の馴れ初めの話から入った。石川勝美さんは現在53歳とのことで結婚が20年前だから33歳で結婚したことになる。話では奥さんは同じ信金の新人行員らしいから18〜20ぐらいで結婚したのかなぁ〜、そうだとすると今40歳ぐらいなのかなぁ〜。旦那とは一回りくらい差があるのかなぁ〜、あぁ、だからまだこんなに若いんだなぁ〜と下世話なことに関心がいってしまった。

聞きたかった遼くんのゴルフの話が意外と少なくて、子育ての話も、本を読ませる話だけで終わってしまい、かなり物足りなかった。

講演の中で、遼くんのインタビューの受け答え方が頓知が利いていて、とても良いと思うと自慢していたが、私はそうかなぁ〜と疑問に感じた。遼くんのコメントはイマイチつまらないなぁといつも思っていたからだ。

勝美氏曰く、遼くんはファンが喜ぶような発言をするべく瞬間的に考えて発言している。プロはコメントでも客を喜ばせなければならない。と言っていた。

その頓知が利いたコメントは自分が、遼くんが学生時代にゴルフ場に送り迎えする時の自動車の中で、「謎かけ(〜とかけて、〜と解く、その心は〜)」をしょっちゅうやっていて醸成されたものだそうだ。

つまり、ウィットに富んだ会話は自分が教えたということを言いたいらしい。

でも、その割には、今回の講演は、観客が知りたいことは、全然出てこなくて、聴衆が、かなりガッカリしていたところをみると、勝美氏の自覚が少し足りなかったのではなかったろうか、観客が何を望んでいるのかをもう少し察知して、考えて話をして欲しかったなぁ。

確かに遼くんはこの両親から生まれたのだし、この両親の育て方も良かったのだろうが、半分以上は遼くんの生まれ持った資質が良かったのと本人の努力の賜物ではないかと思われた。

講演というのは、自分が何かを実際にやった人の経験の話は面白いが、他人の事例紹介の話は、あまり面白くないのと似ているなぁ〜と感じたのだった。