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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2010-11-13-Saturday コーディネーター

久し振りににコーディネーター役をした。

11日(木)13:30〜15:00まで、帯広市百年記念館でおこなわれた「雇用おこし地域応援セミナーin帯広市」という催しがあり、コーディネーター役をお願いしたいとの依頼があって引き受けたのである。

帯広市の(株)ChipSという託児施設を起こした佐伯抄織社長さんと、足寄町で木質ペレットのストーブを製造販売しているマルショウ技研(株)の渋谷克彦取締役管理部長さんの2人から、話を引き出す役割である。

佐伯さんには「地域中小企業密着支援事業(平成21年度)」の補助を受けた事業の報告をしてもらい、渋谷さんには「ふるさと雇用再生特別対策推進事業(平成21年度)」の補助を受けた事業の報告をしてもらうのである。

聴衆は20名ほどであるが、十勝管内の町村の行政マンが多いとのこと。

12:30から昼食を取りながら簡単な打ち合わせをしたが、どういう話に展開していくのかは、コーディネーターの私に任せるというのだ。

なかなかに難しい注文である。

私も「北の屋台」を始める時に、補助金を受けて事業を展開した経験があるのだが、この補助金というのは、なかなか使い勝手がヨロシクないのである。これこれには使ってはいけないとかという規制がやたらと多いのである。

今回の2社が受けた補助金についてはまったく聞いたことがない補助金だったので内容を把握するまでが大変だった。

補助金を受けるには、会社側のアンテナが高いか、補助金に明るい親しい行政マンが居て教えてくれるとかしないと、なかなか一般の企業は知らずにいることが多いと思う。

もちろん、上手く使えば役に立つものだが、沢山ある補助金の中から自分の企業に合った補助金を選ぶのも大変な作業なのである。

今回は短い時間であったが、実際に経験した話は説得力があるし、お二人とも話し方が上手かったので、まぁまぁテンポ良く、話を進められたのではないかと思っている。

この種のセミナーやシンポジュームはコーディネーター役がその成否を分けることが多いのである。

他人の話を引き出すには、当然、相手のことを知っていた方が良いのだが、しかし、あんまり知り過ぎていると逆に質問をしづらくなってしまいがちだ。30分程度の打ち合わせでは充分な話の種は引き出せないが、打ち合わせで話をし過ぎてしまうと、本番の話がやりにくくなってしまうという経験も何度かしてきた。同じ話を繰り返すのは苦痛だし、一度話してしまうと、それで満足してしまい、本番ではしゃべることを忘れてしまう人もいる。

この種のものは、簡単に「こんな方向で行きます」程度の簡単な打ち合わせの方がスムーズにいく。コーディネーター役に慣れていないと綿密な打ち合わせをし過ぎてしまい、練習では上手くいったのに、本番ではイマイチ盛り上がらなかったということも起きてしまう。

今回はその点ではかなり上出来だったと思う。