ご一緒した木下斉さんからメールが入った。
「昨日、熊本に行って、坂本さんから聞いた馬鹿(うまか)もんの話を関係者にしたところ、是非、連携したい」との話になったというのである。
「馬鹿(うまか)もん」とは、一言で言うと馬肉とエゾ鹿肉の消費を増やそうという活動である。
今年4月1日から対外的な活動を開始したばかりの「馬鹿(うまか)もん」であるが、これまでは馬肉の値段が高いのと、臭いとの誤ったイメージが定着しているのとが相まって、なかなか普及に拍車が掛からずにいた。
その辺の話を、仙台のシンポジューム終了後の居酒屋で木下さんにしたら、近い内に熊本に行くので現地で関係者に話してみます。と言うから楽しみにしていたのである。
私のこのブログの4月28日付けに「ばんえい競馬の振興策」と題して、熊本県との提携を書いているのだが、何だかその道が開けてきたような予感がする。
日本では馬肉を食べない県が多いから、北海道と九州から挟撃して、馬肉食文化を広げたいと考えているのだ。
エゾ鹿肉も相変わらず新聞紙上で、その害を訴えているが、やはり、殺すだけでは、それこそ可哀想だ。供養の為にも、人間が食するべきだと思うのである。
鹿肉はフランス料理ではジビエ(野生動物の肉)として最高級の食材なのに、北海道では、ハンターが解体を行った血抜き処理の悪い肉や、膀胱の袋をナイフで傷付けて小便が肉に掛かってしまい臭くなった肉(鹿はなわばりを表現する為に小便でマーキングするから小便は臭い)などで懲りてしまい。鹿肉は臭いから食べないという人が多いのだ。
そのイメージを脱却する為に、熊本と共同で面白い企画が出来たら、面白いことになりそうだ。楽しみである。