私はベッドの中で耳でだけ聞いているが、最近の番組の内容は聞くにも堪えない代物である(見る気にもならない)。
やれ、海老蔵が殴られただの、麻木久仁子が不倫しただのどうでも良い話ではないか?
別段誰が酒を飲んで怪我しようが、結婚しようが離婚しようが、そんなクダラナイ話題を何日も何日も飽きずによくやっているよなぁ〜と感心すらしてしまう。
こんな放送を続けているということは、こんな番組でも視聴率が取れるということなのだろう。つまりは視聴者である日本人の程度が低いということだ。
夜の番組も、どこの局も、同じ顔ぶれのお笑い芸人ばかりが、くだらないお遊びを見せているばかりだし、過去に放送した視聴者からの投稿ビデオや、過去の番組の焼き直しばかり。経費不足なのだろうが、こんな時にこそ有意義な、特徴ある番組を造るべきだろう。一斉に横並びしてどこの局なのか特徴もない。
日本のテレビ業界は堕落の極みに達しているのではないか。
27日の夜に、TBS系列(北海道ではHBC)で2日連続4時間半で「JIN−仁」という、現代の医者が江戸時代にタイムスリップする番組の再放送をやっていた。
私は第一話を見逃し、第二話から見たので、最初の部分だけ見ることにした。
ドラマのTBSと言われたことのある局で、しかもかつては「東芝日曜劇場」という日曜日の9時台のドラマであった枠で、そこから「東芝」という冠が消えてしまった番組である。
スポンサーも一社で提供することが難しくなってきたのだろう。東芝は同じ日曜日の6時半からフジテレビ系列(北海道ではUHB)のサザエさんも一社で提供していたのに・・・。
この「JIN−仁」という番組も面白くて、ずっと見続けたが、最後にアザトイ終わり方をしたので、一気に冷めてしまった思いがある。
人気があったら、続編を造りたくなるのだろうが・・・。
今回の再放送も4月からの続編放送の為の宣伝的な要素もあるのだろうし、前作からあんまり時間を空けてしまえば、話の内容が判らなくなってしまうからだろうが・・・。
もっと良質な番組を造らなくては、地デジになって、やたら局数ばかりが増えているが、どこもツマラナイ番組ばかりだから、やがて潰れる局も出てくるだろう。
私が最近一番点けている(しっかり観ている訳ではないが)局はTVHである。さすが、後発で始まった局だし、日経新聞が関係しているからだろう、経済面での興味のある番組が多い。
これから、年末年始のテレビ番組は、もっとツマラナクなってしまうだろう。映画を観にいくか、DVDでも借りてくることにしよう。