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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2011-01-06-Thursday どうにも納得できないなぁ

どうにも納得できない事態が発生した。

我が社(坂本ビル)前面(西2条側)の歩道とビルとの間の敷地から水が溢れ出た。

ビルの地階は天井がむき出し状態になっているので配管状況はそのまま目視できるが、ビル内には水が出ていない。

すぐに原因を究明するように管理課長に指示したら、ビルの地下の水槽に溜まる湧水等を、1日に4〜5回ポンプアップして、西2条側の市の下水に流しているが、どうやらその継ぎ目辺りから漏れ出ているようだという。

すぐに市役所の水道課と業者を呼んで調べてもらった。

ファイバースコープで見ると市の下水舛との継ぎ目に若干の隙間の様なものが見えるが、この程度の隙間でこの量の水が出るとは思えないとの見解である。

地面を掘ってみなければ地上から見ただけでは判らないという。

ところが、この地面を掘るという作業が、この場所では難しいので困ってしまった。

まず、西2条通りは「道道」なので、道路の管轄は十勝総合振興局であり、上下水道管の管轄は市役所で、ロードヒーティングは車道側に近い部分が北海道の持ち物で、ビルに近い部分が商店街振興組合の持ち物だという。まことに複雑なのだ。

おまけに、ロードヒーティングを剥がして、工事をして、また元に復旧させるのも並み大抵の作業ではない。かなりな費用が掛かることが見込まれる。

では、この漏水が、誰の責任なのかということが問題なのだ。

私は、ビルの内部ではなくて、歩道の中でのことなのだから市役所が振興局の責任だろうと思うのだが、役所側に言わせれば、下水管に繋ぐまではビル側の責任だと言う。

では、自分のモノなのに自由に直せないのは何故なんだ。ロードヒーティングが施設されている場所と、そうでない場所とでは、掘る経費にかなりな差が生じる。公平の原則に違反していないか?

話している内に、十数年前に西2条通りの改装工事をした際に、歩道とビルとの繋ぎ目が30センチほど陥没したことがあった。ビルの北出入り口の前だったので、歩行者が足を、その穴に落として怪我などしては危ないからと、当時の我が社の管理課長に命じて、石黒ホーマで砂利を買ってこさせて補修したことを思い出した。

その時に、我が社で直さずに、市なり土現(当時)なりに連絡すれば良かったのに・・・。

現在、もしも地面が内部で陥没していたら、漏水のせいではないかと思われてしまう。この時の陥没は漏水箇所とは離れた位置なのだが。

こんな時の為に保険に入っているのだと考えて保険会社に連絡したら、通常の使用で劣化したものには保険は効かないという。例えば道路が陥没して通行人がそれで怪我をした場合は補償する契約にはなっているが該当しないだろうと言うのだ。

何かおかしくないか?怪我をさせないように対処するのには費用が出なくて、怪我をさせなきゃ保険が効かないというのは納得出来ないなぁ。

それに、このロードヒーティングも後々のメンテナンスのことがまるで考慮されていないのが疑問だ。

今回の様に、歩道の中で上下水管やらガス管やら電気の配線やらの不具合が発生した時に、いちいち莫大な費用を掛けなければ直せないというのも欠陥だろう。

これが、もし自宅の前のアスファルト道路なら、小型のユンボで地面を掘って、破損した管を取り変えて、土を戻して、アスファルトを敷くだけで、たった一日の作業で、費用も安く終わるものなのに・・・。

手続きだけでも煩雑だし、工事自体も、ロードヒーティングの配線を切断してタイルを壊さないように剥がして、それから地面を掘って・・・そして、今度はその逆に、最後はロードヒーティングの配線を繋ぎ直して、タイルを元通りに戻す作業をしなければならないのだ。

最初からメンテナンスを考えて地下に人が入れる通路を入れて、配管やら配線やらすれば良いのに・・・。

正月そうそう何だか納得できないことが多い。