新生町内会の会長上野敏郎さんが会社に訪ねて来られた。
上野さんは前帯広市議会議長で、去年の帯広市長選に立候補された方である。
一昨日自宅に訪れられた時には、私は不在だったので妻が対応したのだが、町内会の役員のことで私に相談したいことがあるという。
一昨年まで、同じ町内会に住む妻の父(義父)が監査役をやっていたのだが、高齢を理由に役を降りた。その時に、会長の上野さんから「お義父さんの代りに義理の息子である坂本さんに監査を引き受けてもらいたい」と言われ、断わり切れずに、監査役なら年に一度、貯金通帳を見るだけだから、まぁ良いかと引き受けたのであった。
今年が役員改選なのだが、皆、高齢を理由に役職を降りたいと言い出して、今回、副会長さんも降りられたので、その代わりに私に副会長になってほしいと言うのである。
最初は多忙と若年を理由に断ったのだが、粘られて渋々引き受けることになってしまった。
マンションやアパートの住人は町内会には所属していないし、若い人(60代で若いのだという)で役員を引き受けてくれる人も少ないという。もはや53歳という年は若年ではないらしい。
町内の役員というものは市議会議員か世話焼きの方がなるものだと思っていた。私は議員ではないし、世話焼きでもない。面倒なことは大嫌いなのだ。
だから、私はこの種の役職はもちろんだが、どのような類の役職でも、そもそも役というものには就きたくないのである。
逆に役に就きたいという希望を持っておられる方もいるだろうに・・・。
会社の所属する町内会も高齢化が著しいし、自宅の方も同様である。今後は益々役員の成り手が不足するのだろうなぁ。
なんだか社会の縮図が街中の町内会に出始めているようだ。